2026年8月8日土曜日

画図百鬼夜行

鳥山 石燕 (著), 稲田 篤信 (編集):画図百鬼夜行、国書刊行会、1992/12/1

本書は、江戸時代の絵師・鳥山石燕による『画図百鬼夜行』『今昔画図続百鬼』『今昔画図百鬼拾遺』『百器徒然袋』の四部を収録した作品集です。妖怪や鬼、付喪神、怪奇現象などが数多く描かれており、日本の妖怪文化の豊かさを感じることができました。

一つ一つの絵には独特の雰囲気があり、見ているだけでも楽しめますが、中には何が描かれているのか、何を表現しているのかよく分からないものもあり、想像を巡らせながら読むのも面白いと感じました。

また、「くだん」という妖怪がジョークから生まれたという話は印象に残りました。妖怪は単なる怪談ではなく、人々の遊び心や想像力からも生まれてきたのだと知り、興味深く読むことができました。

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2026年8月5日水曜日

犬がしゃべって自己紹介 おもしろ犬種図鑑

福山 貴昭 (監修), ふじい まさこ (イラスト):犬がしゃべって自己紹介 おもしろ犬種図鑑、ONDORI-BOOKS、2026/5/1

本書は、51犬種をそれぞれ漫画形式で紹介した犬種図鑑です。

犬が自分でしゃべって自己紹介するという形式になっているため、それぞれの犬種の性格や特徴が楽しく紹介されており、犬に詳しくない人でも気軽に読むことができます。犬種ごとの違いもよく分かり、なかなか面白い本だと思いました。

一方で、犬のイラストはリアリスティックなものではないため、イラストだけを見ると、どの犬種なのか少し分かりにくく感じました。漫画として見るなら楽しいイラストなのですが、「図鑑」として考えるとどうなのかな?

2026年8月1日土曜日

健康寿命と身体の科学 老化を防ぐ、50歳からの「運動・食事・習慣」 (ブルーバックス B 2291)

樋口 満 (著):健康寿命と身体の科学 老化を防ぐ、50歳からの「運動・食事・習慣」 (ブルーバックス B 2291)、講談社、2025/3/21

本書は、健康寿命を延ばし、老後も元気に過ごすための運動や食事、生活習慣について解説した一冊です。特に、筋力トレーニングと有酸素運動の重要性が繰り返し述べられており、健康維持には継続的な運動習慣が欠かせないことがよく分かりました。

分子生物学に関する説明はやや難しく感じましたが、実験などによってデータを収集・解析し、その結果から結論を導く部分は、生物学の専門知識がなくても十分理解できて興味深く読むことができました。

一方で、図中の文字が小さく、少々読みづらかったのは残念でした。それでも、健康的な老後を送るために何を心がけるべきかを科学的な根拠とともに学ぶことができる、有益な一冊だと思いました。

2026年7月29日水曜日

若草物語 (21世紀版・少年少女世界文学館 第9巻)

ルイザ.メイ・オルコット (著), 中山 知子 (解説, 翻訳) :若草物語 (21世紀版・少年少女世界文学館 第9巻)、講談社、2010/12/17

個性がそれぞれ異なる四姉妹と、隣人の少年が織りなす物語です。著者オルコットの実体験が話のあちこちに散りばめられているようです。

非日常的ではなく、日常の喜びや悲しみが描かれていて、時代を超えても共感を呼び、今もなお名作として読まれているのだと思います。

原題は Little Women ですが、何とも味気ない印象を受けます。しかし、Little Girls ではなく Little Women としたのは、少女たちが一人の女性として成長していく姿を描きたかったからではないかと感じました。一方で、邦題の『若草物語』は、みずみずしく成長していく姉妹の姿を美しく表現しており、とても魅力的な題名だと思いました。

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2026年7月25日土曜日

増補版-老いの福袋-あっぱれ! ころばぬ先の知恵88 (中公新書ラクレ 860)

樋口 恵子 (著) :増補版-老いの福袋-あっぱれ! ころばぬ先の知恵88 (中公新書ラクレ 860) 、中央公論新社、 2026/1/8

本書は、人生100年時代を生きるすべての人に贈る、老いを前向きに生きるための88の知恵が紹介されています。介護保険制度の実現に尽力された著者自身が高齢となり、介護が必要な状況を経験したうえで書かれています。

特に印象に残ったのは、「親が子に対して『あなたの世話にはならない』というのは禁句」という一節です。読んでいて「確かに」と思うと同時に、少しほっとした気持ちになりました。

本書は、高齢者だけでなく、これから老後を迎えるすべての人にとって参考になる一冊だと思いました。

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2026年7月18日土曜日

「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき (ブルーバックス B 2273)

坪井 貴司 (著):「腸と脳」の科学 脳と体を整える、腸の知られざるはたらき (ブルーバックス B 2273) 、講談社、2024/9/19

本書は、脳と腸が双方向に情報をやり取りする「脳腸相関」について解説した本です。

特に興味深かったのは、腸内の細菌叢(腸内マイクロバイオータ)が私たちの健康や精神疾患、肥満などに関係しているという話です。腸内細菌が私たちの心身に大きな影響を与えていることに驚かされました。

本書を読んで、腸内環境を整えることの大切さを改めて感じました。とりあえず、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を積極的に食べてみようと思いました。

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2026年7月15日水曜日

飲むだけじゃない!抹茶でヘルスケア

岡本由希 (著) :飲むだけじゃない!抹茶でヘルスケア、淡交社、2021/10/6

抹茶の健康効果について分かりやすく解説した一冊です。

抹茶に含まれるさまざまな成分とその効能が紹介されていて、抹茶への見方が変わりました。

さらに、抹茶を使った料理のレシピも掲載されていて、どれも手軽に作れそうなものばかりです。

飲むだけでなく、料理にも取り入れて抹茶を楽しんでみたくなる一冊でした。

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2026年7月11日土曜日

最後のひと葉 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 5)

オー ヘンリー (著), 和田 誠 (イラスト), 千葉 茂樹 (翻訳):最後のひと葉 (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 5) 、理論社、2007/9/1

オー・ヘンリーの以下の8編の短編作品が収録されています。

「最後のひと葉」ツタの葉がすべて落ちると自分の命もつきると思い込んだ女性芸術家と、彼女を救う奇跡を描いた、言わずと知れた名作。

「水車のある教会」幼いころに行方不明となった娘と、その父親との運命的な再会を描いた作品。

「愛と苦労」愛し合う二人が、お互いのために優しい嘘をついてお金を稼ごうとする、名作「賢者の贈り物」を彷彿とさせる切なくも温かい物語。

「王女とピューマ」青年の嘘を真に受けていると見せかける王女の話。

「黄金のかがやき」状軍のもつ大金を狙う詐欺師たち。やっぱり愛には勝てないのね。

「詐欺師の良心」自分なりのポリシーを頑なに守る詐欺師と、目的のためなら手段を選ばない詐欺師の話。

「ラウンドのあいだに」夫婦喧嘩の合間に起きた子供の行方不明騒動。

「ジョン・ホプキンズの完璧な人生」タバコ屋での喧嘩からありえない展開に...

これら8編の中で、私が個人的に最も心を揺さぶられたのは「水車のある教会」でした。これはぜったい泣けます!

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2026年7月4日土曜日

好色一代男 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-1)

井原西鶴 (著):好色一代男 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-1)、光文社、2023/4/12

日本初のベストセラー小説とも言われる作品ですが、実際に読んでみると、その理由がよく分かる気がしました。

本書には全国各地の遊女や遊里の様子が数多く描かれています。登場する遊女の中には実在した人物も多かったのではないかと思われ、当時の読者、とりわけ男性たちは、この小説を読んで「その土地へ行ってみたい」「実際に見てみたい」と感じたのではないでしょうか。そのような好奇心をかき立てる内容が、本作品が広く読まれた理由の一つだと思いました。

一方で、これほど多くの土地や人物の情報を井原西鶴がどのように集めたのかも気になりました。もし自ら各地を訪ね歩いて見聞したのだとすれば、その行動力には驚かされます。

また、作品中には古典や歴史上の出来事を踏まえた引用やパロディも数多く見られました。単なる娯楽小説にとどまらず、井原西鶴の幅広い知識と教養が感じられ、改めてその博学ぶりに感心した一冊でした。

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2026年6月27日土曜日

日本の祭り 解剖図鑑 最新版

久保田 裕道 (著):日本の祭り 解剖図鑑 最新版、エクスナレッジ、2023/8/18

祇園祭やねぶたのような有名な祭りだけでなく、地方のあまり知られていない祭りも数多く取り上げられていました。また、一般には祭りと認識されていないような地域限定の民俗行事まで紹介されており、日本には実にさまざまな伝統文化が残っていることに驚かされました。

図解も多く、内容はとても興味深かったです。ただ、その一方で、小さな文字で説明が書かれている部分があり、個人的にはとても辛かったです。

それでも、日本の祭りの奥深さや地域文化の多様性を知ることができる、非常に面白い一冊でした。

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2026年6月20日土曜日

図解でわかる高齢者と終活

的場隆之 (著):図解でわかる高齢者と終活、中央法規出版、2025/11/5

いわゆる終活に関する解説書です。

本書では、生前整理と終活、終末期の医療、看取りに関するケア、葬儀などの死去後のこと、さらに遺言や相続まで、非常に幅広い内容が扱われています。図解も多く、全体として分かりやすくまとめられていました。

ただし、これだけ広範囲の内容を約200ページに収めているため、どうしても一つ一つの説明はやや薄く感じました。入門書として読むには良いですが、詳しく知りたい場合には別の専門書も必要だと思います。

その点で、本書には参考文献が数多く挙げられており、さらに学びたい人への配慮が感じられました。終活について全体像を知るための最初の一冊として役立つ本だと思いました。

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2026年6月13日土曜日

ボッコちゃん (新潮文庫)

星 新一 (著):ボッコちゃん (新潮文庫) 、新潮社、1971/5/25

本書は、他書に既に収録済みの作品から50編を著者自身が選んだ短編集です。私が以前読んだことのある作品も含まれていました。

各作品には落語のように必ずオチがあります。「今度はどんな結末だろう」と予想しながら読むのですが、私の推測はことごとく外されました。短い物語の中で、読者の予想を裏切る展開を作り出せる星新一の発想力は本当にすごいと思います。

特に印象に残ったのは「最後の地球人」です。この作品は、日本の人口が増え続けていた時代に書かれたものですが、その頃にこのような未来を想像していたことに驚かされました。短い作品でありながら、いろいろと考えさせられる内容でした。

どの作品も短くて読みやすく、気軽に楽しめる一冊だと思いました。

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2026年6月6日土曜日

東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 超ひも理論

松尾 泰 (監修):東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 超ひも理論 、ニュートンプレス、2021/3/15

現代物理学の最先端である超ひも理論を文系向けにやさしく解説した入門書です。難解になりがちな数式や専門的な議論は極力省かれ、概念の理解に重点が置かれています。

すべての素粒子は「ひも」であり、世界は9次元空間で成り立っているという考え方は非常に衝撃的でした。

約300ページありますが文字量は少なく、あっという間に読める一冊でした。

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2026年5月30日土曜日

ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

アシュリー・ウォード (著):ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う 、 ダイヤモンド社、2024/3/27

集団で生きるさまざまな生き物の社会性について解説した一冊です。

本書では、オキアミやシロアリ、魚、渡り鳥、ネズミ、ゾウ、ライオン、クジラ、類人猿など、実に幅広い生物が取り上げられており、それぞれの生態を通して「集団で生きるとはどういうことか」が多角的に示されています。

読み進めていくと、協調や助け合いだけでなく、搾取や裏切り、上下関係、争いといった側面も数多く描かれており、その様子が人間社会と驚くほど似ていることに気づかされます。この点が本書の大きな魅力であり、単なる動物の話にとどまらず、人間という存在についても考えさせられました。

700ページを超える分厚い本で、読み応えは十分ですが、どの章も興味深く、飽きることなく読み進めることができました。

かわいらしいシジュウガラがコウモリの脳を食べるというエピソードには強い衝撃を受けました!

全体として、本書は動物行動学の入門書でありながら、その枠を超えて「社会とは何か」を考えさせてくれる、非常に読み応えのある一冊でした。

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2026年5月23日土曜日

人間失格

太宰治 (著):人間失格 、 文響社、2021/6/3

人間の内面の弱さや不安を鋭く描いた作品。

本作の主人公は、地方の裕福な家庭に育ち、頭も良く、容姿にも恵まれ、女性にも好かれる人物。しかしその内面では人間に対する強い恐れを抱えており、それを隠すために道化を演じ、酒に溺れ、次第に自らを追い込んでいきます。その姿は、とても深い闇を感じさせます。

『人間失格』は、著者が亡くなる直前に書いた自伝的小説とされています。著者が主人公のような人だったのかは分かりませんが、もしそうだったら、最期を前にして、自分のような人間の在り方を何らかの形で書き残しておきたかったのではないかと感じました。

特に印象に残ったのは、「信頼は罪なりや」と「無抵抗は罪なりや」という言葉です。人を信じることや抗わないことが本当に罪なのかという問いは重く、読後も長く心に残りました。

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2026年5月16日土曜日

やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ

ジョン・ストレルキー (著):やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ、ダイヤモンド社、2025/11/12

人生の意味や目的について静かに問いかけてくる一冊です。

タイトルにある「世界の果て」といっても、実際にはアメリカの辺鄙な場所にある小さなカフェが舞台です。主人公はそこで出会うスタッフや客との会話を通じて、人生の根源的な問いに向き合うことになります。

「あなたはなぜここにいるのか?」という問いがメインでした。読んでいて、私自身がこれまで成り行きで生きてきたことを痛感させられました。また、自分の存在理由を問われても...私にはそんなものないなあ。

一方で、主人公が最終的に具体的で納得のいく答えにたどり着くような展開があれば、より深い満足感が得られたのではないかとも感じました。読者に考えさせる余白を残した作品とも言えますが、もう少し明確な指針が示されてもよかったように思います。

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2026年5月9日土曜日

シマエナガに会いたい!

BIRDER編集部 (編集):シマエナガに会いたい! 、 文一総合出版、2025/11/26

本書は単なるシマエナガの写真集ではなく、シマエナガを実際に探し、観察し、写真を撮るためのポイントが丁寧に紹介されている点が特徴です。読者が自分でもシマエナガに出会ってみたいと思えるような実用的な内容になっています。

とはいえ、ページをめくると愛らしいシマエナガの写真が数多く掲載されており、その可愛らしい姿には思わず頬がゆるみます。眺めているだけでも心が和み、日常の疲れを忘れさせてくれるような一冊です。

シマエナガの魅力と出会う楽しさの両方が詰まっており、癒やされること間違いなしの本だと感じました。

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2026年5月2日土曜日

あの国の本当の思惑を見抜く 地政学

社會部部長 (著):あの国の本当の思惑を見抜く 地政学、 サンマーク出版、2025/1/24

本書は、アメリカ、ロシア、中国、そして日本が置かれた地理的条件に注目し、それが各国の行動原理にどのような影響を与えているのかを解説した一冊です。

各国の立場や戦略を地理から読み解く視点は興味深く、「なるほど」と思う点が多くありましたが、その一方で、疑問に感じる点も少なくありませんでした。著者の素性が不明のため,どこまで信用していいのかよく分かりません。

現在の戦争で主力になっているのは明らかにミサイルと無人機ですが,それについては触れられていません。何千キロも飛行するミサイルを使えば,従来のように距離や海の障壁を重視する議論はやや時代に合っていないのではないかと感じました。

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2026年4月25日土曜日

赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

彬子女王 (著):赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫) 、 PHP研究所、2024/4/3

本書は、日本では一人で街を歩いたこともなかった彬子女王が、イギリスで単身生活を送りながら、オックスフォード大学で博士号を取得するまでの留学の奮闘を綴った記録です。

異国の地での生活に戸惑いながらも、学問に真剣に向き合い、困難を一つずつ乗り越えていく姿が印象的でした。オックスフォード大学では皇族だからといって特別扱いされるわけではなく、むしろ周囲と同じか、あるいはそれ以上の努力が求められたのではないかと思います。そのような環境の中で学位を取得されたことは、並大抵のことではないと感じました。

読み進める中で、母親がまったく登場しない点は少し気になりました。

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2026年4月18日土曜日

面白くて眠れなくなる脳科学

毛内 拡 (著):面白くて眠れなくなる脳科学、 PHP研究所 (2022/7/20)

本書は、脳科学にまつわる多様なトピックを、初心者にも分かりやすく解説している一冊です。 

これまで知らなかった驚きの事実が満載で、読み進めるうちに私自身の脳が心地よく刺激されるのを感じました。 

特に、人工的に脳を刺激する「ニューロモデュレーション」という技術には強く興味を惹かれました。

2026年4月15日水曜日

セロトニン・ウォーキングで、スッキリ&キレイ!―頭も冴えて、目元パッチリ・小顔になる毎日の習慣

有田 秀穂 (著):セロトニン・ウォーキングで、スッキリ&キレイ!―頭も冴えて、目元パッチリ・小顔になる毎日の習慣、 エクスナレッジ、2011/3/31

本書は、脳内物質であるセロトニンに着目し、心身の健康を高める方法を紹介した一冊です。

本書では、セロトニンを増やすことで、体も心も元気になり、姿勢が良くなり、さらに顔も引き締まって小顔になる、といった効果があると説明されています。単なる健康法にとどまらず、美容面への効果にも触れている点が興味深いと感じました。

セロトニンを増やすための具体的な方法として、朝の光を浴びること、セロトニン・ウォーキング、丹田呼吸法、そしてしっかりと咀嚼することが挙げられています。いずれも特別な道具や難しい技術を必要とせず、日常生活の中で実践できる内容であるため、無理なく取り入れられそうだと感じました。

一方で、同じ内容の繰り返しがやや多く感じられたことや、誤字脱字が見受けられた点は少し気になりました。

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2026年4月11日土曜日

ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました

堀田秀吾 (著):ハーバード、スタンフォード、オックスフォード… 科学的に証明された すごい習慣大百科 人生が変わるテクニック112個集めました、 SBクリエイティブ、2025/7/2

本書では、仕事の効率化、勉強、ダイエット・健康、コミュニケーション、メンタル、生活の6つのカテゴリーに分けて、人生を変えるかもしれない習慣が数多く紹介されています。

いずれも科学的な研究に裏付けられているとのことですが、中には「ほんまかいな?」と突っ込みを入れたくなるものもありました。

とはいえ、どれも手軽に始められそうな習慣ばかりで、試してみたくなる一冊でした。

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2026年4月8日水曜日

シマエナガと交換日記2 かわいいおこちゃまも仲間入りです

forest_limit (著), オレンジページ (監修):シマエナガと交換日記2 かわいいおこちゃまも仲間入りです、 オレンジページ、2024/12/9

基本的にはシマエナガの写真集ですが、各写真にはシマエナガの一言(もちろん著者が考えたもの)と、それに対する著者のちょっとしたコメントが添えられています。中には少し意味が分かりにくい会話もありましたが、それも含めて味わいのある構成だと感じました。

かわいいシマエナガの写真が満載で、思わず頬がゆるんでしまいます。

また、シマエナガ以外の野鳥や小動物の写真が添えられている点も良かったと思います。

2026年4月4日土曜日

2ヶ月で月30万円を実現する 超初心者でも稼げるAI活用法

あべ むつき (著):2ヶ月で月30万円を実現する 超初心者でも稼げるAI活用法、 KADOKAWA (2025/2/26)

ネットで稼ぐための様々な作業をなんでもかんでもAIにさせる、というなんかすごい本。

LineスタンプをAIに作らせて、リリースする手順から始まり、InstagramやYouTubeに投稿する動画をAIに作らせたり、クラウドソーシングやアフィリエイトでAIを活用したり、などなど、幅広く紹介されています。全体として、実践的で充実した内容だと感じました。

今まで知らなかったサイトがいろいろ紹介されていて、とても参考になりました。

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2026年3月28日土曜日

面白くて眠れなくなる地学

左巻 健男 (著):面白くて眠れなくなる地学、 PHP研究所 (2021/9/10)

地球、天気、宇宙の3つの分野で、地学とかかわる面白い話題を取り上げて、解説しています。

高校で地学を取らなかった私には、どの話題も新鮮そのもの。少し難解な部分もありましたが、自分の無知を知ることで、日常の景色が違って見えるようになる面白さを体感できました。

知的好奇心を心地よく刺激してくれる一冊です。

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2026年3月21日土曜日

面白くて眠れなくなる日本語学

山口 謠司 (著):面白くて眠れなくなる日本語学、 PHP研究所 (2023/1/27)

本書は、日本語の成り立ちや変遷などを、具体例を交えながら分かりやすく解説した一冊です。

時代によって日本語が変化してきただけでなく、同じ時代であっても、身分や職業によって言葉遣いが大きく異なっていたことが興味深く感じられました。

現在私たちが使っている日本語は、明治以降に言葉の統一が図られることで形成されたものであることを知り、時代劇で話される言葉はその時代の人たちには全く分からないだろうなあと思いました。

ジラフが「キリン」と呼ばれるようになった経緯は特に面白かったです。

身近な日本語について、新たな視点から考えさせられる一冊でした。

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2026年3月14日土曜日

軽度認知障害(MCI)がわかる本 認知症をグレーゾーンでくい止める (健康ライブラリーイラスト版)

朝田 隆 (監修):軽度認知障害(MCI)がわかる本 認知症をグレーゾーンでくい止める (健康ライブラリーイラスト版)、講談社 (2025/5/29)

本書は、認知症ではないものの、その前段階にあたる軽度認知障害(MCI)について解説した一冊です。

同監修者が2014年に刊行した『まだ間に合う! 今すぐ始める認知症予防 ― 軽度認知障害(MCI)でくい止める本』をベースに、アルツハイマー病治療薬などの最新の話題も盛り込まれています。

内容は、軽度認知障害とは何かという基本的な説明から始まり、診断や検査、さらに認知症へ移行しないための方法として、食事の見直しや運動、デュアルタスクなどが分かりやすく紹介されています。

イラストが豊富で、要点の繰り返しも多く、全体としてとても理解しやすい構成になっていると感じました。

2026年3月7日土曜日

ナショナル ジオグラフィック日本版 30年 トップ・ストーリーズ (日経BPムック)


ナショナル ジオグラフィック日本版 (編集):ナショナル ジオグラフィック日本版 30年 トップ・ストーリーズ (日経BPムック)、 日経ナショナル ジオグラフィック (2025/4/21)

ナショナル ジオグラフィック日本版の創刊30周年で出版された本です!

この30年の各年で最もよく読まれた特集「トップストーリー」を選び、そこからさらに以下の5つのストーリーを厳選して、取り上げています。

・アフリカ中部の人跡未踏のヌドキ:これはまさに命がけの取材!
・アラビア半島の伝説の大砂漠ルブー・アルハーリー
・謎に満ちたモアイ
・明治神宮の祈りの森
・ウイルス:私たちの遺伝子の8%がウイルスの遺伝子というのは驚きました。

読みごたえ・見ごたえがあって、とても良かったです。

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2026年2月28日土曜日

疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス B 2248)


近藤 一博 (著):疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス B 2248)、 講談社 (2023/12/14)

疲労と疲労感の違いや,生理的疲労,病的疲労(慢性疲労症候群,うつ病,新型コロナ後遺症)について解説されています。

繰り返しの説明と図で,とても分かりやすいですが,バイオ関係は複雑で理解するのに根性が要ります。

病的疲労は脳内の炎症によるもので,それにはうつ病の場合はSITH-1遺伝子を発現しやすいHHV-6(ヒトヘルペスウイルス6型)が,新型コロナ後遺症の場合は新型コロナウイルスが,関わっているとは!とても衝撃的でした!

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2026年2月21日土曜日

栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24 (幻冬舎文庫)

中井由梨子 (著) :栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24 (幻冬舎文庫)、幻冬舎 (2025/7/10)

将来が期待された阪神タイガースの横田慎太郎さんが28歳で他界するまでを母親の視点から書かれれています。映画化もされましたね。

高山&横田の一二番コンビは今も忘れられないです。脳腫瘍で亡くなられたことは知っていましたが、こんなに壮絶な戦いだったとは!

とても短い生涯でしたが、母親をはじめとして多くの方々の愛に包まれ、きっと幸せな人生だったのではと思いました。

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2026年2月18日水曜日

名医が答える! てんかん 治療大全 (健康ライブラリー)


中里 信和 (著):名医が答える! てんかん 治療大全 (健康ライブラリー) 、 講談社 (2025/12/1)

中里 信和さんの本を読むのはこれで三冊目です。前回読んだ「改訂2版 ねころんで読めるてんかん診療:発作ゼロ・副作用ゼロ・不安ゼロ!」は医師向けの内容でしたが、本書は患者さんやその家族を対象に書かれており、非常に分かりやすく感じました。

本書は、てんかんに関するよくある疑問に答える形式で構成されており、てんかんそのものの説明から、診断や治療(薬物療法・手術)、さらに日常生活での工夫や注意点まで、幅広く解説されています。

患者さんや家族が知っておきたいポイントが過不足なくまとめられており、本書もなかなか良い一冊だと思います。

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2026年2月14日土曜日

きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」

田内 学 (著):きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」、東洋経済新報社 (2023/10/18)

本書は、視点によってお金に対する捉え方や考え方が大きく変わることを、物語形式で伝えています。

視点を広げることで、次のようなことが見えてくる――というのが本書の主要なメッセージです。
・お金自体には価値がない
・お金で解決できる問題はない
・みんなでお金をためても意味がない

個人的には、特に最終章とエピローグが印象に残りました。それまでの展開については、人によって評価が分かれそうです。著者の考え方を「偽善的だ」と感じる人もいるかもしれませんが、最後まで読むと、その印象はかなり和らぐのではないかと思いました。

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2026年2月7日土曜日

人間を知る、経営を知る 松下幸之助  感動のエピソード集


PHP理念経営研究センター (著, 編集):人間を知る、経営を知る 松下幸之助  感動のエピソード集、 PHP研究所 (2024/3/27)

本書は、松下幸之助さんのちょっとしたさまざまなエピソードを集めた一冊です。

私はこれまで、松下幸之助という人物を少し誤解していたのかもしれません。もっと穏やかな人だと思っていましたが、実際にはかなり厳しい一面もありながら、同時に思いやりがあり、物事を素直で謙虚に受け止める人物であったことが、本書を通して伝わってきました。

実際の発言はもっと関西弁だったんじゃないのかな?ちょっと気になりました。

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2026年2月6日金曜日

きまぐれロボット

星 新一 (著):きまぐれロボット 、角川書店; 一般文庫版 (2006/1/25)

僅か4ページほどのSF超短編を集めたショートショート。

文学的な表現がほとんどないシンプルな文章で,一編をショートにするため余分な説明が削り落とされています。このため,子供でも読めますが,けっして子供向きという訳でもない。星新一さん独特の世界ですね。

各作品には必ず最後に”おち”があります。「今度はどんな”おち”かな?」と考えながら読むと,とても楽しめると思います。

各作品に登場する人物のアルファベットの名前は実在した人のイニシャルなのかな?ちょっと気になりました。

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2026年1月31日土曜日

AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい! 最悪の未来でも自分だけが助かる本

木内 翔大 (著):AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい! 最悪の未来でも自分だけが助かる本 、KADOKAWA (2025/5/21)

本書は、AIが人に代わって仕事を担うようになり、仮に失業者が世の中にあふれるような状況になっても、AIスキルを身につければ生き残ることができると説く一冊です。

AIに仕事を奪われ、大失業時代が到来するという話は以前からありましたが、私はこれまでそうはならないだろうと楽観的に考えていました。しかし最近、アメリカの大企業が相次いで雇用削減を始めており、その話が現実味を帯びてきたと感じています。

一方で、AIは急速に変化し続けているため、現在のAIに対するスキルを身につけたとしても、それが近い将来のAI時代に本当に役立つのか、またそれで生き残れるのかについては、正直なところよく分かりません。

内容には、著者が所属する会社のPR的な側面も多少あるのかもしれない、と感じました。

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2026年1月28日水曜日

子どもの本を読む

河合 隼雄 (著):子どもの本を読む、講談社 (1996/1/1)

臨床心理学者として著名な河合隼雄氏による一冊です。

本書では、児童文学を対象に、心理学者の視点から深く読み解いた解説が展開されています。

書かれている内容を十分に理解するのはなかなか難しいですが、読み進めるうちに、何となく分かったような気持ちにもなりました。

本書で取り上げられている12人の作家の作品のうち、私が読んだことがあったのは『飛ぶ教室』と『思い出のマーニー』だけでしたが、本書を読んで、ほかの作品にもぜひ触れてみたいと思いました。

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2026年1月24日土曜日

やなせたかし詩集: てのひらを太陽に

やなせ たかし (著):やなせたかし詩集: てのひらを太陽に、河出書房新社 (2024/11/6)

本書は、やなせたかしさんの切なさやさびしさ、そして人への優しさが伝わってくる作品集です。中でも「幸福すぎると こわいから」という一文は、とても心に残りました。

収められている詩には、とてもリズミカルなものがある一方で、詩というよりもエッセイや回想録のように感じられる作品もあり、表現の幅広さが印象的でした。

全体を通して、静かに心に響く詩集だと思います。

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2026年1月21日水曜日

介護・老後で困る前に読む本: 親子で備える知恵と早期の選択で未来を変える!

吉田 肇 (著):介護・老後で困る前に読む本: 親子で備える知恵と早期の選択で未来を変える! 、NHK出版 (2025/7/10)

介護・老後の備えを親子で考えていくために必要な情報が満載です。

高齢者向けの施設の種類が多く,サービスや制度もいろいろあって,とても複雑だというのが分かりました。

ヒートショック対策や家系図の作成など、今まで考えもしなかったことがいろいろ書かれていて、とても参考になりました。

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2026年1月17日土曜日

ハックルベリー・フィンの冒険(下) (岩波少年文庫)

マーク・トウェイン (著), 千葉 茂樹 (翻訳):ハックルベリー・フィンの冒険(下) (岩波少年文庫) 、岩波書店 (2018/1/26)

本書は物語が大きく動く後半部分を収めています。

後半では、ハックは二人のペテン師たちに振り回され、ジムとも離れ離れになってしまいます。

やがてトム・ソーヤと再会し、捕らえられたジムを助け出すために行動しますが、そのために考え出される計画は、あまりにも回りくどく、思わず首をかしげてしまうものばかりです。

「いったい何をバカなことをやっているのだろう」と感じながらも、物語としての勢いと面白さは最後まで失われませんでした。

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2026年1月10日土曜日

ハックルベリー・フィンの冒険(上) (岩波少年文庫)

マーク・トウェイン (著), 千葉 茂樹 (翻訳):ハックルベリー・フィンの冒険(上) (岩波少年文庫) 、岩波書店 (2018/1/26)

「トム・ソーヤの冒険」の続編ですが,主人公がトム・ソーヤから友人のハックルベリー・フィンに代わっています。

ハックルベリー・フィンと黒人のジムがそれぞれの事情で街を出ていき,ミシシッピ川を下っていく,そしてその間に悪党や高貴な一家、ペテン師などと出くわし、様々な騒動に遭遇する、というお話。

トム・ソーヤは無茶苦茶な悪ガキでしたが,ハックルベリー・フィンは浮浪児で無学ながらも賢そうだ。嘘はつきまくるけど...

本書は翻訳が素晴らしく,とても読みやすかったです。

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2026年1月3日土曜日

君たちはどう生きるか

吉野源三郎 (著):君たちはどう生きるか、マガジンハウス; 新装版 (2017/8/24)

少年たちの友情物語を通して,生きていくうえで,そして人間として、必要なこと大切なことを説いていくという本。

なかなか心に残るよい話だと思いました。特に、主人公コペル君が日々の出来事を通して悩み、考え、少しずつ成長していく姿が丁寧に描かれています。

著者が読者の子供たちに伝えたいことは各章の「おじさんのノート」に書かれています。

子ども向けの本ということもあり、全体にとても読みやすいですが、内容は決して子どもだけに向けられたものではありません。大人が読んでも、自分の生き方を振り返るきっかけを与えてくれる一冊だと感じました。

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