2012年8月19日日曜日

哲学の小径―世界は謎に満ちている! [単行本]

富増 章成 (著), 佐藤 竹右衛門 (イラスト) :哲学の小径―世界は謎に満ちている! [単行本]、講談社 (2003/11)

双子の兄弟が小路で14人の哲学者と次々と出会い、哲学を学んでいくというお話。

物語形式で哲学を学んでいく、というスタイルは、「ソフィーの世界」と似ていますが、こちらはダジャレや冗談が満載で、笑えます。とはいっても、内容は哲学です。おもしろおかしく書かれてはいるのですが、それでもちょっと難しいです。

イラストはなかなか可愛いです!

2012年8月18日土曜日

地球外生命 9の論点 (ブルーバックス)

立花 隆 (著), 佐藤 勝彦 (著)ほか:地球外生命 9の論点 (ブルーバックス)、講談社 (2012/6/21)

生物学と物理学の分野の専門家9人が、自分の専門分野の観点から、地球外生命の存在可能性について論じています。

かなり専門的な内容も含まれていて、少々難解な部分もあります。でも、各専門家は語りかけるような口調で、とても分かりやすく解説しています。

結局、バクテリアのような下等な生物は地球外にいるかもしれない、という意見が多かったように思います。知的生物の存在については、「ちょっとどうかな?」という感じでした。

専門家の皆さんは「ですます調」でしたが、最後の立花隆さんだけ「である調」だったのが、とても気になりました。文体が変わる、頭が少々混乱します。

2012年8月12日日曜日

ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)

鈴森 康一 (著) :ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか―工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 (ブルーバックス)、講談社 (2012/4/20)

ロボット研究者があれこれ考え抜いて製作した ロボット の構造が、気がついたら生物と似ていたという話。

柔らかいゴム製ロボットが、人間の○○○と内部構造が似ていた、というのは面白い!でも、○○○はロボットみたいに物を掴んだりはできないですが、...構造や動きは似ていても、目的は違いますね(○○○が何かを知りたい人は本書を見てください)。

似ているという話だけでなく、ロボットと生物の相違点となぜ違うのかについても詳しく解説されています。

個人的にはかなり興味をそそられました。

2012年8月9日木曜日

ねこ鍋―みちのく猫ものがたり [単行本]

奥森 すがり (著) :ねこ鍋―みちのく猫ものがたり [単行本],二見書房 (2007/10/25)

”ねこ鍋”と聞くと,なんだかグロい感じもするのですが,実際には,とても癒される本です.

猫が土鍋に入ってすやすやと眠っている写真,とてもかわいいです!土鍋のふたを開けてておくと,勝手に猫が入るそうなのですが,猫って,周りが何かに囲まれた空間が好きですね.

文章の方は東北弁で書かれていて,私にはなかなか読むのが難しかったです.

 この本のほかに,DVDと写真集も販売されているようです.

2012年8月5日日曜日

「判断力」を強くする - 正しく判断するための14の指針 (ブルーバックス)

藤沢 晃治 (著):「判断力」を強くする - 正しく判断するための14の指針 (ブルーバックス) 、講談社 (2012/6/21)

選択肢がいくつもあった時に、どれを選択するかを決める(つまり、判断する)ための方法が書かれています。

優柔不断な人や判断で失敗を繰り返す人には目から鱗かと思います。

文章も分かりやすいし、良書です。ただ、ブルーバックスなので、もうちょっとサイエンティフィックな判断の話を期待していたのですが、...。