2014年7月31日木曜日

うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)

ジェリー・ミンチントン (著), 弓場 隆 (翻訳):うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書),ディスカヴァー・トゥエンティワン; 完全版 (2013/4/27)

原題は52 THINGS YOU CAN DO TO RAISE YOUR SELF-ESTEEM「自尊心を高めるためにあなたができる52のこと」です.自尊心というと「自分を優秀だと思って,他人を見下す」ようなイメージが個人的にはあったので,読み始める前は「ちょっとこの本どうかな?」と思っていました.でも,読む始めてすぐに,この本で扱う自尊心はそうではなく,「自分を好きになり,自分を大切にする心」だということが分かり,抵抗なく読み進めることができました.邦題に「自尊心」という言葉を入れなかったのは,私のような誤解を避けるためだったのでしょうね.

この本には自尊心を高めるための様々な方法が書かれています.読むのは簡単です.あっという間に読み終えることができます.でも,書かれていることはできそうで,できない.そんな感じはしました.

2014年7月27日日曜日

100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング (文春新書)

白澤 卓二 (著):100歳までボケない101の方法―脳とこころのアンチエイジング (文春新書) ,文藝春秋 (2010/9/15)

抗加齢などに関するたくさんの本を書かれている白澤氏。この方の本も以前から一度読みたいと思っていました。

ボケないための食べ物や生活習慣などの方法が紹介されています。既に知っていることも多々ありましたが、「そうなのか!」と思うことも。

でも、101も方法があると、何から取り組めばいいのやら...?体に良い食べ物も非常にたくさん紹介されていて、結局、いろいろなものを腹八分目に食べれば良いということでしょうか?

2014年7月20日日曜日

がん予防時代―最低限、必要なこと (think book)

中谷 一泰 (著):がん予防時代―最低限、必要なこと (think book),西村書店 (2010/01)

抗がん剤やがん予防の研究を長年されてきた専門家による著書。

がんの原因はタバコ30%、食事30%。この2つを改善すれば、がんはかなり予防できるということか!紫外線・放射線はわずか2%で、これはちょっと意外でした。

予防方法はかなり具体的に書かれていて、なぜその方法が予防になるのかも解説されています。がんが気になる方にはお薦めの一冊。

2014年7月18日金曜日

うさぎじまのうさぎちゃん

ゆうき えつこ 、福田 幸広:うさぎじまのうさぎちゃん、小学館 (2014/2/26)

うさぎの可愛い写真がいっぱい!表紙と裏表紙の写真だけでも、癒されます!

タイトルの「うさぎじま」は広島県の大久野島のことです。戦時中に毒ガスを製造していたことで有名ですが、戦後は国民休暇村となり、現在は野生化した多数のうさぎが生息しているため「うさぎ島」とも呼ばれています。

巣穴に子ウサギを残して、親うさぎが巣穴の入り口を塞ぐとは、驚きました。巣穴から子ウサギのお尻だけ見えている写真が一番気に入りました。

2014年7月13日日曜日

伝え方が9割

佐々木 圭一 (著):伝え方が9割、ダイヤモンド社 (2013/3/1)

理科系出身でありながらコピーライターの仕事をしている佐々木 圭一氏。そんな著者が、仕事を重ねるうちに独自に見い出した「伝えるためのコトバを作る技術」を紹介しています。

その技術は、「相手の返答をノーからイエスに変えるためのコトバをつくる技術」と「強いコトバをつくる技術」に分かれます。「ノーからイエスに変える技術」は、実践しようとしても、私はコトバがなかなか頭に浮かばないです。そんなに簡単ではないように思いました。一方、「強いコトバをつくる技術」の方は、これならできそうというのが多かったように思います。

普段、何となく見聞きしていたキャッチコピーですが、単なる思い付きのコトバではないということがこの本を読んでよく分かりました。なかなか良い本!

2014年7月6日日曜日

これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 (ちくま新書)

孫崎 享 (著):これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 (ちくま新書)、筑摩書房 (2013/2/5)

本書では、アメリカの衰退に伴い、世界がどう変わるかについて、様々な専門家や政治家の主張や思想を紹介し、議論しています。

この本の最後の総括で、「米国が超大国としての地位を落としても、世界は必ずしも不安定になりません」と書かれていますが、既に世界各地で次々と紛争が起こり、不安定化してきています。

また、「国家間の相互依存関係を構築することにより、紛争はなくせる」とありますが、これは依存レベルが対等な場合であって、中国とベトナムのように国力が違いすぎると、この考え方は通用しないように思えます。

世界はこれからどうなっていくのでしょうか?どうすれば紛争を防げるのでしょうか?なにか大変な時代をむかえつつある、というのはすごく感じました。