2013年5月31日金曜日

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

水野敬也 (著)夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神、飛鳥新社 (2012/12/12)

インドの神様であるガネーシャと出会った主人公が,自分の夢の実現に向けて変わっていく,というお話。

最初は前作と同様なストーリーかと思っていましたが、結末はずいぶん違っていました。当初の夢は実現できなかったけれど、幸せになれて,めでたし,めでたし!

今回はガネーシャだけでなく、貧相だが美人の貧乏神が、幸せになるための方法を読者に教えてくれます.

ぜひ,映画化してほしい!

2013年5月25日土曜日

広島ルール

都会生活研究プロジェクト[広島チーム]:広島ルール、中経出版 (2012/7/28)

「広島の人は知っているけれど、他県の人は知らない」という話を集めた本。話は交通や食べ物、買い物、生活などに分類されています。

他県の人に広島を知ってもらうために書かれたというより、広島人が「そうだよねえ」と賛同・共鳴することを意図したという感じ。

昨年は、本屋さんの店頭にこの本が山積みになっていて、かなり売れている様子でした。私が図書館にこの本を予約してから、順番がまわってくるまで数か月もかかり、このことからもかなりの人気本であることが分かります。...で、読んでみたところ、...う~ん、...たしかに面白いことは面白いが、...ちょっと期待しすぎたかな?

2013年5月19日日曜日

生き方―人間として一番大切なこと

稲盛 和夫 (著):生き方―人間として一番大切なこと、サンマーク出版 (2004/07)

京セラの稲盛氏の生き方指南。

主な主張点は、”強烈に思い続け、懸命に頑張れば、思いは実現する。そして、人間として正しく生きることが重要。”
これらは、当たり前のように思えます。でも、稲盛氏の言う”強烈”や”懸命”は我々の考えるものとはちょっとレベルが異なります。稲盛氏のモーレツな生き方が伝わってきます。

最初は、宗教じみた話にちょっと引いてしまいましたが、そのうちに引き込まれていきます。それとともに、いろいろな疑問点も感じました。たとえば、稲盛氏は「利他の心で生きる」と述べていますが、「競合他社の利益まで稲盛氏は考えて、経営されたのか?」などです。

2013年5月15日水曜日

心に響く四字熟語漫画

日本漢字教育振興会 (編集) :心に響く四字熟語漫画、日本漢字能力検定協会 (2002/05)

四字熟語を題材にした一コマ漫画を公募し、応募作品の中から優秀なものを集めた本です。

四字熟語をストレートに表現した漫画だけでなく、多彩な変化球があって面白い。中には、解説文がないと四字熟語とどう関連するのかよく分からないものもありました。

公募時にテーマに挙げた四字熟語が限定されていたため、この本に掲載されている四字熟語も限定されています。この点がとても残念!

2013年5月11日土曜日

人を動かす 新装版

Dale Carnegie (著), 山口 博 (著) :人を動かす 新装版、創元社; 新装版 (1999/10/31)

昔からよく知られた、とても評価の高い本!

私は本書のタイトル「人を動かす」という言葉にどうも抵抗があり(私は人を動かしたいと思うような人間ではないので)、今まで読まずにいましたが、サッカー選手の長谷部誠さんが「心を整える。」の中で“「人を動かす」が読書を始めるきっかけになった” と書いているのを見て、私も読んでみようと思いました。

書いてある内容は「人間関係を円滑にするための方法」が中心で、たくさんのエピソードを引用しています。人を動かすような立場でない人にも、かなり役立ちます。この本に書かれている方法は類書に書かれていることと大差はないと思いますが、類書はこの本がベースになっているのかもしれないと思いました。類書、そして多くの人に影響を及ぼした古典的な良書と言えると思います。


心配の一つは解消できたので、月に4冊の読書ペースに戻そうと思っています。

2013年5月6日月曜日

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)

デイヴィッド・サダヴァ (著), クレイグ.H・ヘラー (著), ゴードン.H・オーリアンズ (著), ウィリアム.K・パーヴィス (著), デイヴィッド.M・ヒリス (著), 石崎 泰樹 (監修), 丸山 敬 (監修), 浅井 将 (翻訳), 吉河 歩 (翻訳) :カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)、講談社 (2010/5/21)

細胞の話が中心だった第一巻に続き、この第二巻も読んでみました。こちらは遺伝子の話です。

第一巻と同様に、こちらも美しいイラストが特徴的です。イラストを見るだけでも、大体の内容を把握することができます。ただ、気になったのは、非常に分かりやすい章と、そうでない章があった点。これは、おそらく章によって著者が異なるためか?

ブルーバックスも400ページを越えると、さすがに読みごたえがある。読むのに、二ヶ月近くかかってしまった!