2012年10月28日日曜日

はじめてのゲーム理論 (ブルーバックス)

川越 敏司 (著) :はじめてのゲーム理論 (ブルーバックス)、講談社 (2012/8/21)

ゲームなどの相手のいる状況での意思決定を理論的に扱うゲーム理論。本来は数式がたくさん登場する難しい理論だと思います。それをこの本では数式をほとんど使わず、具体的な事例をたくさん入れて、とても丁寧に解説しています。...それでも、理論そのものの考え方はちょっと難しく感じました。

量子物理学の考え方を導入した量子ゲームの話は、興味津々で読みましたが、読んだ後は「なんやそれ?!」と思わず本に突っ込みを入れてしまいました。

 

2012年10月21日日曜日

すらすら読める養生訓 [単行本]

立川 昭二 (著):すらすら読める養生訓 [単行本]、講談社 (2005/1/13)

以前から読みたいと思っていた貝原益軒の養生訓。江戸時代に書かれた健康法です。

「すらすら読める」というタイトルに惹かれて、この本に読みました。古文であるにもかかわらず、たしかにすらすらと読めます!ページの上段に養生訓の原文、下段にその現代語訳、そして、区切りのいいところで解説があります。この解説がなかなかよかった!たぶん、解説なしでは十分には理解できなかったと思います。

単なる健康法ではなく、貝原益軒の思想・哲学に基づいていることがよく分かりました。この点が現代の健康法との非常に大きな違いではないかと思いました。

2012年10月13日土曜日

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 [単行本]

勝間 和代 (著):起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 [単行本]、ダイヤモンド社 (2008/11/29)

不運をも幸運に変えて、運を実力にする”メンタル筋力”を鍛えるための方法論が示されています。

扱っているテーマは魅力的なのですが、内容と文章はちょっとどうかな????人によってかなり評価は分かれると思います。

著者の解釈が明らかにおかしい箇所があったり、言葉の定義が明確でなかったり、文法に変なところがあったりで、...十分に時間をかけて推敲されたとは私には思えないです。フォトリーディングなどの個々の方法には興味を持てましたが、...。

2012年10月8日月曜日

脳活習慣―100歳まで楽しく生きる [単行本]

久保田 競 (著) :脳活習慣―100歳まで楽しく生きる [単行本],海竜社 (2012/06)

最近、脳が急に衰えてきたので、この本を読むことにしました。

“脳に良い”とされている食べ物やジョギングなどについて解説されています。サイエンティフィックな部分と著者の経験から話が構成されています。

著者は医学博士ですが、以前読んだ他の著者(この著者も医学博士)の本と全く逆の主張がありました。どちらを信じていいのか?

お年寄りが読むことを想定してか、字は大きめです。あっと言う間に読めました。

2012年10月6日土曜日

ナショナルジオグラフィック傑作写真ベスト100 [単行本]

ナショナルジオグラフィック (著, 編集) :ナショナルジオグラフィック傑作写真ベスト100 [単行本],日経ナショナルジオグラフィック社 (2002/2/15)

ナショナルジオグラフィックは世界の様々な地域で撮影した写真を中心としたジャーナルです。そのナショナルジオグラフィックで114年間に掲載された数百万点の写真の中からセレクトされたベスト100!さすがにすばらしい。

どの写真もただの2次元画像ではありません。写真が物語を語り、何かを訴えてくるのです!

表紙のアフガニスタン難民の少女の写真だけでもかなりインパクトがあるのですが、それにも勝るとも劣らない写真が満載です。久々に凄いものを見ました。