2021年7月24日土曜日

『赤毛のアン』の世界 (Read Smart Readersレベル別英語ポケット文庫 4-1)

 
 ナディア・マケックニー (著):『赤毛のアン』の世界 (Read Smart Readersレベル別英語ポケット文庫 4-1)、マクミラン ランゲージハウス (2014/6/1)

赤毛のアンの話を英語で概説した本。

赤毛のアンに登場する人物や町、学校、生活などの紹介、話に登場するいくつかのエピソードの要約、そして原作者のモンゴメリーと日本語版の翻訳者の村岡花子さんの紹介も書かれています。

100年以上前の世界が眼前に広がる!何か懐かしく感じてしまいます。

2021年7月17日土曜日

図説アーサー王物語 普及版

 
アンドレア・ホプキンズ (著),山本 史郎 (翻訳):図説アーサー王物語 普及版,原書房; 普及版 (2020/4/16)

そう言えばアーサー王って,どんな話か知らないなあ...と思い,手に取ったのがこの本.

主にはアーサー王と円卓の騎士たちの武勇伝と恋物語ですが,魔術師や妖精,怪物が登場したりと,いわゆるファンタジーの世界です.

昔の絵や版画が多数挿入されています.昔の絵には,お世辞でも上手とは言い難いものが少なくないですが,そんな中でビクトリア朝時代に妖妃モルガンを描いた絵は素晴らしいと感じました.

2021年7月14日水曜日

せいめいのれきし 改訂版

 
バージニア・リー・バートン (著, イラスト):せいめいのれきし 改訂版,岩波書店; 改訂版 (2015/7/23)

サイエンス関係の絵本の中では一番有名な本だと思います.

初版は1962年ですが,内容が現在の知見と合わなくなったため,2015年に出版された改訂版が本書です.

太陽が生まれ,地球が生まれ,生命が生まれ,そして進化を続け,現在の私たちがいる.そんな壮大な時間の流れが一冊の本に詰め込まれています.

本書では時間の流れが徐々に緩やかになっていき,最後には著者の生活が描かれています.

子供たちにぜひ読んでほしい一冊.

2021年7月10日土曜日

アクセンチュアのプロが教える AI時代の実践データ・アナリティクス

 
保科学世 (編集),アクセンチュア ビジネス コンサルティング本部 AIグループ (編集) :アクセンチュアのプロが教える AI時代の実践データ・アナリティクス,日経BP (2020/8/22)

企業が抱える課題を解決するための、データサイエンスによる一連のプロセスが解説されています.

統計分析やAIだけでなく,課題の定義や仮設の設定といった上流作業の説明もあって,これは他書にはない特徴的な点です.

具体的な例を使った説明は,読者の理解を助け,良かったのですが、カタカナ語が説明もなく結構出てきて、この点ではちょっとねえ...という感じでした.

2021年7月7日水曜日

これからの時代を生き抜くための生物学入門

 
五箇 公一 (著):これからの時代を生き抜くための生物学入門、辰巳出版 (2020/9/25)

ときどきテレビに出演されている五箇氏。専門はダニ学と生物多様性だ(と思います)。

本書は学校で習うような生物学の話ではありません。生物の性や、遺伝、生物多様性、パンデミックの話など、そして最後には著者がここに至った来歴が書かれています。そのいたるところにダニの話が絡めてあって、なかなか面白い。

2021年7月3日土曜日

そして誰もいなくなった And Then There Were None (ラダーシリーズ Level 4)

 
アガサ・クリスティー (著), ニーナ・ウェグナー (著):そして誰もいなくなった And Then There Were None (ラダーシリーズ Level 4), IBCパブリッシング (2014/7/24)

アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を100ぺージほどの英文に要約した英語学習者向けの本.

孤島に招待されたお互いに面識のない10人が一人ずつ殺されていく,というお話.大どんでん返しを期待していたのですが,ちょっと普通な感じ...

登場人物が多いと人物の背景や人間関係がよく分からなくなることがありますが,本書では最初に登場人物の紹介があるので,誰が誰なのか分からなくなったときは,この登場人物紹介で確認できるので良かったです.