2014年1月30日木曜日

3Dプリンタ総覧2014 最新技術動向から活用事例、製品情報まで

日経ものづくり (編集):3Dプリンタ総覧2014 最新技術動向から活用事例、製品情報まで,日経BP社 (2013/7/11)

今話題の3Dプリンターの解説書.

雨後の筍のように,様々なメーカが,1億円以上から十数万円まで,いろいろなタイプの3Dプリンタを販売しています.この本は,”総覧”というだけあって,おそらくほぼ網羅されているのではと思います.

3Dプリンタのタイプ別の原理,現在の技術動向,業界の動向,活用事例,などがよく分かりました.

しかし,....この本,ちょっと値段高すぎません?

2014年1月26日日曜日

「心の掃除」の上手い人下手な人

斎藤 茂太 (著):「心の掃除」の上手い人下手な人、新講社 (2006/01)

精神科医で文筆家のモタさんの本。

ストレスをためずに、明るく生きて行くための方法として、「挨拶をする」、「自分を好きになる」、「頑張りすぎない」、...など様々な方法が紹介されています。いかにも精神科医、という感じの内容だと思います。

この本、出版年は2006年です。この年はモタさんが亡くなられた年です。モタさんは90歳で他界されているので、この本の執筆時はは89歳か?高齢でもしっかりした文章を書かれていて、すばらしいです。

2014年1月22日水曜日

科学者のための英語口頭発表のしかた

中山 茂 (著):科学者のための英語口頭発表のしかた, 朝倉書店 (1989/08)

本書は英語の口頭発表と関わる英語表現集です.同じような意味を持つ機能語(動詞を中心とした単語列)をひとまとめにしてある点に本書の特徴があります.たとえば,「...は...から構成される」という意味の英語表現には様々なものがありますが,それらをひとまとめにしてあります.

この本,ずいぶん昔に購入したものなのですが,読み直してみて様々な再発見がありました.

昔の本なのでOHPなどの今では使われない機材の話もありますが,英語表現集としては今でも十分役に立つ本です.また,本書のタイトルには「英語口頭発表」とありますが,本書に挙げられている英語表現は英文を書く時にもたいへん役立つと思います.


2014年1月19日日曜日

水木版妖怪大戦争 (Kwai books)

水木 しげる (著)、荒俣 宏:水木版妖怪大戦争 (Kwai books)、角川書店 (2005/8/5)

子供が図書館で借りてきたこの本を見つけ、思わず読んでしまいました。

ひ弱な主人公がこの世の危機を救う、...という何かよくありがちなストーリーですが、それでも面白いです。水木 しげるさんが描いた漫画ですが、鬼太郎は登場しません。ただ、鬼太郎の仲間たちによく似たキャラクターやお馴染みの妖怪たちは多々登場します。

この本で魔人加藤が登場しますが...あれれ、ひょっとして...と思ったら、やはり加藤が登場する「帝都物語」と原作者が同じ荒俣 宏さんでした。

映画化もされているようですが、映画とはちょっとストリーは違うようです。本のタイトルに「水木版」と付けたのはそのためですね。

身近なクスリの効くしくみ ―薬理学はじめの一歩 (知りたい!サイエンス)

枝川 義邦 (著):身近なクスリの効くしくみ ―薬理学はじめの一歩 (知りたい!サイエンス) 、技術評論社 (2010/6/18)

頭痛薬や感冒薬など私たちに身近なクスリがどのようにして身体に効くのかを一般の人向けに解説した本。

この手の本は難しい用語がいっぱい出てきて読みにくいのが通常ですが、この本は違います!とても分かりやすいです。
この本は、著者が早稲田大学で文系の人たちなどを対象に行っていた講座を元にしているそうで、なるほど、分かりやすいはずだ。

各章の終わりにクスリの構造式が載っています。タンパク質などに比べると、思ったほど複雑ではないのですね。

 

2014年1月18日土曜日

本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

本田 宗一郎 (著):本田宗一郎夢を力に―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫) 、日本経済新聞社 (2001/07)

ホンダの創業者である本田宗一郎氏が書いた本。

「私の履歴書(日経新聞に連載されたもの)」、「履歴書その後」、「本田宗一郎語録」の3部構成になっています。このうち、「履歴書その後」は本田宗一郎氏の執筆ではなく、編著者によるものです。

この本で、本田宗一郎氏の子供の頃からの来歴がよく分かります。私が当初想像していたのとはずいぶん違っていて、若いころは遊びの方も凄かったというのが分かりました。

昨年から、稲盛和夫氏、松下幸之助氏、そして本田宗一郎氏と、有名な経営者の書かれた本を読んできました。仕事に熱中という点では共通するものの、考え方ややり方は三者三様と感じました。

3名を私なりに表現すると、...

・パワフルでアグレッシブな稲盛和夫氏
・日本という国を考えた、素直で、謙虚な、松下幸之助氏
・仕事に熱中、遊びも豪快、オリジナリティーを重視した本田宗一郎氏

という感じか?

2014年1月8日水曜日

「分かりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント (ブルーバックス)

藤沢 晃治 (著):「分かりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント (ブルーバックス)、講談社 (2008/12/19)

分かりやすく教えるための心構えや技術について解説した本。

書かれている内容は当たり前のことかも知れません。でも,その当たり前のことを改めて気づかせてくれる本だと思います。「分かりやすく説明する」と「分かりやすく教える」との違いなどは,「たしかにそうだな」と思いました。

本の最後に「分かりやすい教え方」が身に付いているかを判定するためのチェックリストが載っているのですが,私はほとんどの項目で”身に付いていない”という判定で....なんか笑ってしまった。



2014年1月7日火曜日

トコトンやさしいタンパク質の本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)

東京工業大学大学院生命理工学研究科 (著):トコトンやさしいタンパク質の本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)、日刊工業新聞社 (2007/3/1)

タンパク質とは何か,そして,そのタンパク質を人為的に合成するタンパク工学とはいかなるものか,について解説した本です.

見開きの2ページで一つの内容を解説しています.

東京工業大学の数十人の先生方が手分けして執筆しているのですが,執筆した人によって,文章の難易度が大きく異なります.ページによっては専門用語のオンパレードで,入門者にはさっぱり分からないところもあります.

本書のタイトルには”トコトンやさしい”とありますが,私には難しすぎます.