2013年6月23日日曜日

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた [単行本(ソフトカバー)]

山中 伸弥 (著)、緑 慎也 (著) :山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた [単行本(ソフトカバー)]、講談社 (2012/10/11)

山中伸弥先生の学生時代から現在に至るまでの来歴とiPS細胞について書かれた本です。前半は山中氏自身による執筆、後半は緑氏との対談です。

「大発見」の思考法 (文春新書)と内容はかなり重複しています。でも、既に「大発見」の思考法 (文春新書)を読んだ人でも、本書を読む価値は十分あると思います。iPS細胞の解説は非常に分かりやすいし、英文の和訳が大阪弁なのは笑えるし、勉強になり、かつ、楽しめる一冊だと思います。

本の表紙の山中氏の表情。何を訴えたかったのだろう?

2013年6月16日日曜日

がん治療の常識・非常識―患者にとっての最良の選択とは? (ブルーバックス)

田中 秀一 (著):がん治療の常識・非常識―患者にとっての最良の選択とは? (ブルーバックス)、講談社 (2008/4/22)

がんの治療方法とその有効性について解説した本。知識のない私には、ちょっとショッキングな一冊。

がん治療は効果がないことはないけれど、大した効果ではないことがこの本から分かります。特に薬物を使う化学療法がこんなに効かないとは...。

結局、日頃から、がんにならないような生活をするのが一番ということか!

この本が書かれたのが5年前。今では、もっと治療技術が向上しているのかも?

 

2013年6月8日土曜日

間抜けの構造 (新潮新書)

ビートたけし (著) :間抜けの構造 (新潮新書)、新潮社 (2012/10/17)

ビートたけしが「間」と「間抜け」について論じた本。

この本では、著者のまわりで起こった様々なエピソードを紹介して、外延的に「間」と「間抜け」を説明しています。

外延的にはなんとなく分かったような気になるのですが、では、「間」と「間抜け」の内包的定義はどんなものなのだろう?

この本を読んでみて、「間抜け」の方は、「自分のまわりの状況を把握せずに(把握できずに)、行動や発言をすること」が内包的定義なのだろうと思いました。一方、「間」の方は???結局、よく分かりません。著者が指摘するように、日本独特のあいまいな概念なのかも知れません。

エピソードはおもろい!