2022年9月24日土曜日

木を植えた男 The Man Who Planted Trees (ラダーシリーズ Level 5)

 
ジャン・ジオノ (著):木を植えた男 The Man Who Planted Trees (ラダーシリーズ Level 5)、IBCパブリッシング; 重版 (2017/7/14)

フランス語の原著を英訳したものです。

フランスで荒廃した土地に一人で木を植え続ける男の話。一見、実話っぽいですが、フィクションです。

ラダーシリーズ Level 5ということで、知らない単語がたくさん出てきますが、構文は易しく、文学的な表現も少ないので、読みやすかったです。

2022年9月17日土曜日

銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

 
宮沢 賢治 (著), 太田 大八 (著):銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)、講談社; 新装 edition (January 16, 2009)

本書のタイトルになっている「銀河鉄道の夜」と短編童話5編、そして超有名な詩「雨ニモマケズ」が収録されています。

最後の「水仙月の四日」以外の童話ではいずれも人が亡くなっています。宮沢賢治の死生観は「人を取り囲む自然と同じように人が生きることも死ぬことも自然なこと」ということなのかなと思いました。

「銀河鉄道の夜」は未定稿ということもあってか、収録されている他の短編と比べ少々読みにくく感じました.

2022年9月10日土曜日

トコトンやさしいサービスロボットの本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)

 
 清水祐一郎 (著):トコトンやさしいサービスロボットの本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)、日刊工業新聞社 (February 11, 2022)

思っていたより良かったと書けば,著者に失礼かな?

サービスロボットというと私の頭に浮かぶのはペッパーのような店頭で会話してくれるロボットだったのですが、本書では医療・介護支援ロボットや農業用ロボット、BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)などなど、工業用ロボット以外のロボットの話が広く扱われています。

某出版社の某シリーズのような全く専門でない人が情報を収集して書いたのではなく、仕事でロボットに関わっておられる方が書いた本なので、ちょっと専門的なところまで突っ込みながらも、分かりやすく書かれていてとてもよかったと思います。

2022年9月3日土曜日

あしながおじさん【改訂版】 Daddy-Long-Legs (ラダーシリーズ Level 4)

 
 ジーン・ウェブスター (著):あしながおじさん【改訂版】 Daddy-Long-Legs (ラダーシリーズ Level 4)、IBCパブリッシング; 改訂 edition (April 14, 2017)

英語の難易度は私にはちょうど良い感じでした。

主人公のJudyが足長おじさんから資金援助を得ながら大学に通う4年間が、Judyが足長おじさんに宛てた手紙という形式で綴られています。

孤児院の外の世界をほとんど知らなかったJudyの心の変化や成長していく様子、なかなか良いです。

足長おじさんにけっこう酷いことを手紙で書いていたりするのですが、最後は足長おじさんへのラブレターです!