2014年3月30日日曜日

人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法

水野敬也 (著),長沼直樹 (著):人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法,文響社 (2012/12/11)

ワンコの愛らしい写真,偉人達のエピソートと言葉、そして人生を楽しく過ごすための教訓から構成されています.

著者の一人は「夢をかなえるゾウ」の水野氏。偉人たちのエピソードを引用するのは水野流ですね。間違いなく良い本!

今回は図書館で借りて読みましたが,手元にずっと置いておきたい一冊です.

2014年3月28日金曜日

新・細胞を読む―「超」顕微鏡で見る生命の姿 (ブルーバックス)

山科 正平 (著):新・細胞を読む―「超」顕微鏡で見る生命の姿 (ブルーバックス) 、講談社 (2006/9/21)

電子顕微鏡で捉えた写真を用いて,様々な細胞とその小器官を解説した本.

一般的な細胞生物学の本ではイラストを使って解説している場合が多いですが,この本では,大きな写真と必要に応じてイラストも使って説明しています.写真はとても鮮明で迫力があります.実際の細胞の姿(と言っても,写真のほとんどは死んだ細胞の姿ですが,...)を見ることができる貴重な本だと思います.

ただ,写真があると分かりやすいか,..というと,そうでもない感じもしました.解説文で,「写真でここはこうだ」と書かれていても,何となくそうなのかな~としか思えないです.解説には,やはり写真より図の方が分かりやすいですね.

2014年3月21日金曜日

エピゲノムと生命 (ブルーバックス)

太田 邦史 (著):エピゲノムと生命 (ブルーバックス)、講談社 (2013/8/21)

ゲノム(DNAの塩基配列情報)に施されたゲノム以外の情報はエピゲノムと呼ばれています。この本はこのエピゲノムの解説書です。

まず、表紙の絵で私の頭の中は「?」。そして、読み始めると、いきなり源氏物語の話で、さらに「???」。そして、光源氏がある状況で着ていた服が非常に意味を持っているという話から、エピゲノムの話に繋がっていく。言わば、光源氏自身がゲノムで、着ている服がエピゲノムということか!

内容はけっこう難しく、途中で挫けそうになりながらも、完読しました。最後まで読んで良かったと思うのは、最後の方の第8章「環境とエピジェネティクス」と第9章「世代を超えたエピゲノムの継承」がとても興味深く、面白いからです。途中で読むのを止めていたら、この面白さに出会えなかった。

2014年3月15日土曜日

有機化学がわかる (ファーストブック)

斉藤 勝裕 (著):有機化学がわかる (ファーストブック)、技術評論社 (2009/6/13)

有機化学をこれから学ぼうとする人のための入門書。

有機化学の基礎だけでなく、環境や生体などの有機化学の関連分野まで、非常に分かりやすく解説されています。1ページ当たりの文字数が少ないので、すらすら読めます。

初学者には良書だと思いますが、扱う内容が限定されていて、ちょっと物足りないと感じる人もいるかも?

2014年3月8日土曜日

マンガで覚える 元素周期

元素周期研究会 (編集), 鈴木 さちこ:マンガで覚える 元素周期、誠文堂新光社 (2012/1/16)

118種類ある元素をすべてキャラクター化!これは面白い!

以前読んだ元素生活でも元素をキャラクター化していましたが、元素生活では、いくつかのルールに従って擬人化していました。それに対して、この本では、元素の性質やその元素の化合物の用途などをもとにキャラクター化しています。

芸能人や著名人を真似たキャラクターもあります。ねじ式の主人公に似せたキャラクター(これは分かる人にしか分からない)には思わず笑ってしまいました。