2014年9月28日日曜日

理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)

杉原 厚吉 (著):理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)、中央公論社 (1994/11)

一つ一つの文は理解できても、文の繋がりが悪く、とても読みにくかったり、何を言いたいのかよく分からなかったりすることがあります。この本では、この文と文の繋がりを良くすることにより、明快な文章を書く方法が示されています。

今まで何となくそうなのかなと思っていたことが、この本を読んで、私の頭の中ではとても明確になりました。著者は英語が専門ではありませんが、専門家でないからこそ書けた本かもしれません。

とても良い本だと思いました。

2014年9月21日日曜日

先端医療を支える工学―生体医工学への誘い (新コロナシリーズ)

日本生体医工学会 (編集):先端医療を支える工学―生体医工学への誘い (新コロナシリーズ)、コロナ社 (2014/04)

医療や福祉と工学との関わりについて解説した本。

取りあげている分野は、再生医療から、診断装置、人工臓器、車いす、と非常に広く、最新の内容も扱われています。

本書のサブタイトルに「...への誘い」とあるように、本格的な解説書ではなく、読者にこの分野の興味を持ってもらうための導入書として書かれています。このため、とても平易で、分かりやい解説になっています。...と言っても、けっこう専門的に詳しく書かれている部分もありました。

生体医工学関係で最初に読む本としては、とても良い本だと思いました。

2014年9月13日土曜日

パンダ銭湯

tupera tupera (著):パンダ銭湯、絵本館 (2013/8/15)

パンダの家族がパンダ専用の銭湯へ行く話。絵本ですが、巷で話題になっているようなので、図書館で借りて、読みました。

まったく予備知識なしにこの本を読むと、いきなりの意外な展開に思わず顔がほころびます。

さらに細かいところ(たとえば、銭湯に掛かっているカレンダーの絵や容器に書かれた文字など)まで目をやると、楽しさが倍になります。

面白い本だ!

2014年9月6日土曜日

人に強くなる極意

佐藤 優 (著):人に強くなる極意,青春出版社 (2013/10/2)

「怒らない」,「びびらない」,「飾らない」,「侮らない」,「断らない」,「お金に振り回されない」,「あきらめない」,「先送りしない」ための方法が書かれています.ちょっと本のタイトルと内容がマッチしてないかな?....と言うか,この内容に合ったタイトルを設定するのは難しいかなと思います.

著者の外務省時代や背任容疑で逮捕・拘留されていた時の話が引用されていて,面白かったです.平易な文章でとても読みやすく,社会での生き方の参考になると思います.