2009年10月24日土曜日

佐賀のがばいばあちゃん

島田洋七:佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)、徳間書店 (2004)

今日は3行ではなく、ちょっと長く書きます。

過日、著者の島田洋七さんの講演を聴く機会がありました。その時に、島田洋七さんは会場に聴きに来ている人に、「がばいばあちゃんの本読んだ人、どのくらいいます?」、「ドラマを観た人は?」、「映画を観た人は?」と質問され、会場の多くの人が手を挙げていました。私はその時点ではまだ本は読んでおらず、ドラマも映画も観ておらず、これは読んでみなくてはと思いました。

島田洋七さんが講演の時にも話されていたのですが、小学生でも読めるeasy readingで、笑いあり、涙ありの感動物語です。おもろいおばあちゃんと純粋な少年のやりとりはとても面白かったです。それと、現代の物質面で恵まれた私たちがほんとうに幸せなのか?と考えさせられました。

この本、何百万部も売れ、何カ国語にも翻訳され、海外でもよく売れているそうですが、読んでみてその理由はよく分かりました。

最後に...講演で、島田洋七さんの機関銃のようなしゃべくりは健在で、面白かったし、昔のB&Bを思い出しました。しかし、あのスピードで1時間もしゃべったら相当疲れるだろうなとも思いました。

2009年10月19日月曜日

思考の整理学

外山 滋比古:思考の整理学 (ちくま文庫)、筑摩書房 (1986)

最近の話題の本ですが、読んでみてちょっとガッカリ。

最初のグライダーの話はとても共感できましたが、それ以外の話は当たり前のことを書かれているように思いました。

この本、東大生や京大生にほんとうにそんなに読まれているのか疑問に感じました。

2009年10月12日月曜日

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

山田真哉:さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学、 光文社新書(2005)


話題になった本だけあって、確かにおもしろい!


企業における会計学だけでなく、個人の現金の出入りなどについても書かれていてとても参考になりました。


著者の御夫婦とうちが似ていて、なんかおかしかったです。

2009年10月6日火曜日

コーチング入門

本間正人,松瀬理保:コーチング入門,日本経済新聞社(2002)

コーチングとはクライアント(たとえば,スポーツでは選手,会社であれば上司に対する部下)がすばらしい成果を生み出す手助けをする方法です.

この本,もっと早くに読んでおけば良かったとほんとうに思うし,関連するコーチングの本をもっと読みたくなりました.

誰かを指導する立場の人に自信をもって推薦します.

2009年10月1日木曜日

生き物たちのエレガントな数学

上村文隆:生き物たちのエレガントな数学 自然の中に潜む方程式を解こう,技術評論社(2007)



本のタイトルに引かれ,読みました.

「生き物と数学との関係」というのは理科系の私にはとても興味深い内容でしたが,フィボナッチの話が多すぎるような気もしました.

一般の人向けに書かれているのですが,数学が苦手な人にはちょっと難しく感じるかも知れません.