2014年11月29日土曜日

面倒だから、しよう

渡辺 和子 (著):面倒だから、しよう、幻冬舎 (2013/12/19)

以前読んだ渡辺 和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」がなかなか良かったので、同じ著者のこの本も読んでみました。

「置かれた場所で咲きなさい」ほどではないかもしれませんが、この本もやはり心に響く言葉が散りばめられていて、良書だと思いました。

一番気に入った言葉は、「この世に”雑用”という名の用はない。用を雑にした時に生まれる」です。日頃、数々の雑用に追い回されていて、つまらない日々を送っていると思っていましたが、心の持ちようなのですね。これからは、もう少し心を込めて、ていねいに生きていきたいと思うようになりました。

2014年11月24日月曜日

ポケット図解 おいしさの科学がよーくわかる本

山野 善正 (著):ポケット図解 おいしさの科学がよーくわかる本,秀和システム (2009/06)

”おいしさ”とはいったい何なのか?それを科学で解説する本です。

「おいしさ」というと「味」のイメージが強いですが、「味」以外に、「香り・匂い」、そして噛みごたえやパリパリ感などの「テキスチャー」で、総合的に感じるものだということが分かりました。「味」や「香り・匂い」は化学的な特性なので、化学的手法で、「テキスチャー」は物理的な特性なので、物理的手段で分析できるわけですね。

読みやすいし、勉強になりました。なかなか良い本だと思いました。

2014年11月15日土曜日

似ていることば

おかべ たかし (著), やまで たかし:似ていることば、東京書籍 (2014/8/13)

図書館でとてもユニークな本に出くわすことがときどきあります。これは、そんな一冊。

「平行と並行」といった似た言葉や、言葉は似ていないけれど「パフェとサンデー」のような似たものを38組とりあげています。

一組の似た言葉やものに対して、写真見開き2ページでまず紹介し、そしてページをめくると、文章で違いを解説しています。また、写真をどこで撮ったかなどの紹介もあり、その場所へ行きたくなるのは私だけではないはず!

この本はたぶん写真集の範疇に入ると思いますが、それに文章を組み合わせた、とても面白い構成になっています。


今年も、目標の年に50冊を達成しました!

2014年11月7日金曜日

憲法主義:条文には書かれていない本質

内山 奈月 (著), 南野 森 (著):憲法主義:条文には書かれていない本質、PHP研究所 (2014/7/16)

AKB48のなっきーに対して、憲法学者が行った講義を本にまとめたもの。

今まで様々なジャンルの本を読んできましたが、憲法の本は初めてです。なぜこの本を読んだかですが、別に憲法に関する知識を得たかった訳ではなく、学者がAKBのメンバーにいったいどんな講義をするのかに興味があったからです。

読んでみると、私が憲法と法律の違いすら分かっておらず、何か恥ずかしく思えてきました。硬性憲法や違憲審査制など、知らないことがいろいろ書かれていて、勉強になりました。

しかし、なっきーはよく知っているな。