エーリヒ ケストナー (著), 池田 香代子 (翻訳):ふたりのロッテ (岩波少年文庫 138)、岩波書店、2006/6/16
以前から気になっていたケストナーの作品です。同じ著者の『飛ぶ教室』は男の子の世界を描いた作品でしたが、本書は女の子が中心のお話です。
親の離婚によって幼いころに生き別れになった双子のロッテとルイーゼが、林間学校で偶然再会し、両親を再婚させようと奮闘するという物語です。児童文学では、妙に大人びた子供が登場することがありますが、本書の双子は実に子供らしい振る舞いをするので、かえって親しみを感じました。
特に、鍵穴から両親の様子を覗き、二人がキスしているのを見て喜ぶ場面は、何とも微笑ましく、印象に残りました。
ところで、読んでいて文章がどこか脚本のようだと思ったのですが、もともとは映画のシナリオとして書かれ、それを小説に改変したものだそうです。なるほどと納得しました。
子供らしい双子の活躍が楽しく、なかなか良い作品だと思います。
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読書感想文 3行で斬ります
2026年9月26日土曜日
2026年9月19日土曜日
小公女 (岩波少年文庫)
フランシス・ホジソン・バーネット (著), 脇 明子 (翻訳) :小公女 (岩波少年文庫)、岩波書店、2012/11/17
同じ著者の『小公子』とは逆のパターンで、裕福な娘セーラが寄宿学校に入り、豊かな想像力で紡ぎ出す物語によって子供たちを魅了していきます。しかし、突然孤児となったことで、同じ学校で下働きとしてこき使われることになります。それでもセーラは誇りと優しさを失わず、苦しい境遇を想像力で乗り越えていきます。
最後の方で、インドの紳士が探し求めていた少女がセーラだと分かる場面は、なかなか感動的で泣けます。この部分は何度も読み返しました。また、ミス・アミーリアが感情を爆発させる場面も印象に残りました。
なかなか良い作品だと思いました。
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同じ著者の『小公子』とは逆のパターンで、裕福な娘セーラが寄宿学校に入り、豊かな想像力で紡ぎ出す物語によって子供たちを魅了していきます。しかし、突然孤児となったことで、同じ学校で下働きとしてこき使われることになります。それでもセーラは誇りと優しさを失わず、苦しい境遇を想像力で乗り越えていきます。
最後の方で、インドの紳士が探し求めていた少女がセーラだと分かる場面は、なかなか感動的で泣けます。この部分は何度も読み返しました。また、ミス・アミーリアが感情を爆発させる場面も印象に残りました。
なかなか良い作品だと思いました。
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2026年9月16日水曜日
面白くて眠れなくなる宇宙
高水裕一 (著) :面白くて眠れなくなる宇宙、PHP研究所、2022/9/27
最新の研究の話題も交えながら、宇宙について面白おかしく解説した本です。
ビッグバンや太陽系の惑星、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギーなど、取り上げられている話題は非常に多岐にわたっています。また、著者が師事したホーキング博士についての話も興味深く読むことができました。
少しふざけたような比喩も使われており、難しい宇宙の話をできるだけ分かりやすく伝えようとしているところも面白かったです。ただ、「面白くて眠れなくなる」シリーズの中では、本書は難しいと感じました。
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最新の研究の話題も交えながら、宇宙について面白おかしく解説した本です。
ビッグバンや太陽系の惑星、ブラックホール、ダークマター、ダークエネルギーなど、取り上げられている話題は非常に多岐にわたっています。また、著者が師事したホーキング博士についての話も興味深く読むことができました。
少しふざけたような比喩も使われており、難しい宇宙の話をできるだけ分かりやすく伝えようとしているところも面白かったです。ただ、「面白くて眠れなくなる」シリーズの中では、本書は難しいと感じました。
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2026年9月12日土曜日
三銃士 (21世紀版・少年少女世界文学館 第18巻)
アレクサンドル・デュマ (著), 新庄 嘉章 (翻訳) :三銃士 (21世紀版・少年少女世界文学館 第18巻)、講談社、2011/2/18
舞台は17世紀のフランスですが、主人公は三銃士ではなく、血気盛んで何かと決闘を挑みたがる向こう見ずな若者ダルタニャンです。彼が三銃士と出会い、ともに数々の冒険を繰り広げる姿が描かれています。
物語には実在した人物や歴史的な出来事が登場しますが、内容そのものはフィクションであり、歴史と創作を巧みに組み合わせている点が興味深く感じられました。
一方で、本書は物語の展開がかなり駆け足に感じられました。もしかすると原作はもっと長く、この少年少女向けの版では内容を省略して翻訳しているのかもしれません。それでも物語の面白さは十分に伝わってきましたが、機会があれば原作に近い完全版も読んでみたいと思いました。
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舞台は17世紀のフランスですが、主人公は三銃士ではなく、血気盛んで何かと決闘を挑みたがる向こう見ずな若者ダルタニャンです。彼が三銃士と出会い、ともに数々の冒険を繰り広げる姿が描かれています。
物語には実在した人物や歴史的な出来事が登場しますが、内容そのものはフィクションであり、歴史と創作を巧みに組み合わせている点が興味深く感じられました。
一方で、本書は物語の展開がかなり駆け足に感じられました。もしかすると原作はもっと長く、この少年少女向けの版では内容を省略して翻訳しているのかもしれません。それでも物語の面白さは十分に伝わってきましたが、機会があれば原作に近い完全版も読んでみたいと思いました。
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2026年9月9日水曜日
得する!楽しい!安心!シニアの暮らし便利ブック
太田 差惠子 (著) :得する!楽しい!安心!シニアの暮らし便利ブック、産業編集センター、2023/5/23
シニア世代が毎日の暮らしをより便利に、安心して過ごすためのさまざまな情報を紹介した一冊です。高齢者の楽しみ方や稼ぐ方法、便利な商品やサービス、健康、リスク、お金、人生の終わり方などについて紹介されています。
本書には、既に知っている話も少なくありませんでしたが、知らなかったこともけっこうあり、参考になりました。
すべての内容が自分に必要というわけではありませんが、これからの生活を考えるうえで、知っておいて損はない情報がまとめられていると感じました。必要になったときに、もう一度読み返したいと思える便利な本でした。
シニア世代が毎日の暮らしをより便利に、安心して過ごすためのさまざまな情報を紹介した一冊です。高齢者の楽しみ方や稼ぐ方法、便利な商品やサービス、健康、リスク、お金、人生の終わり方などについて紹介されています。
本書には、既に知っている話も少なくありませんでしたが、知らなかったこともけっこうあり、参考になりました。
すべての内容が自分に必要というわけではありませんが、これからの生活を考えるうえで、知っておいて損はない情報がまとめられていると感じました。必要になったときに、もう一度読み返したいと思える便利な本でした。
2026年9月5日土曜日
小公子 (21世紀版・少年少女世界文学館 第10巻)
フランシス.ホジソン・バーネット (著),村岡 花子 (翻訳) :小公子 (21世紀版・少年少女世界文学館 第10巻)、講談社、2010/12/17
主人公は、美しく心優しい七歳の少年セドリックです。
アメリカで母親と慎ましく暮らしていましたが、自分が伯爵家の跡取りであることが分かり、イギリスへ渡ります。自分のことしか考えず横柄に生きてきた伯爵も、純真なセドリックと接するうちに少しずつ心を改めていく様子が印象的でした。
物語は人の優しさや思いやりが周囲の人々を変えていくことを温かく描いており、読後には爽やかな気持ちになりました。
また、挿絵ではセドリックが長い巻き毛で、どう見ても女の子のように描かれていることが印象に残りました。そういえば、『クマのプーさん』の原作でもクリストファー・ロビンは男の子でありながら女の子のような髪型で描かれています。昔の欧米では、男の子も髪を長く伸ばしてかわいらしく装うことが一般的だったのだろうかと興味が湧きました。
主人公は、美しく心優しい七歳の少年セドリックです。
アメリカで母親と慎ましく暮らしていましたが、自分が伯爵家の跡取りであることが分かり、イギリスへ渡ります。自分のことしか考えず横柄に生きてきた伯爵も、純真なセドリックと接するうちに少しずつ心を改めていく様子が印象的でした。
物語は人の優しさや思いやりが周囲の人々を変えていくことを温かく描いており、読後には爽やかな気持ちになりました。
また、挿絵ではセドリックが長い巻き毛で、どう見ても女の子のように描かれていることが印象に残りました。そういえば、『クマのプーさん』の原作でもクリストファー・ロビンは男の子でありながら女の子のような髪型で描かれています。昔の欧米では、男の子も髪を長く伸ばしてかわいらしく装うことが一般的だったのだろうかと興味が湧きました。
2026年8月29日土曜日
京大的教養 「正しさは伝わらない、楽しさはうつる」
酒井敏 (著), 杉本恭子 (著) :京大的教養 「正しさは伝わらない、楽しさはうつる」、ウェッジ、2026/4/20
本書では、「ホッタラカシの環境で、オモロイをものさしに、アホなことをする」という京大的な教養が紹介されています。
本書で一番印象に残ったのは以下の言葉です:
“「SDGsのカラフルなバッジの一七色を混ぜ合わせると『うんこ色』になるよね」つまり理想や目標が混ざるときれいごとではすまない現実がある”
笑ってしまいましたが、確かにそうだなと納得!
読んでいて楽しく、物事を別の角度から考えるきっかけを与えてくれる本でした。
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本書では、「ホッタラカシの環境で、オモロイをものさしに、アホなことをする」という京大的な教養が紹介されています。
本書で一番印象に残ったのは以下の言葉です:
“「SDGsのカラフルなバッジの一七色を混ぜ合わせると『うんこ色』になるよね」つまり理想や目標が混ざるときれいごとではすまない現実がある”
笑ってしまいましたが、確かにそうだなと納得!
読んでいて楽しく、物事を別の角度から考えるきっかけを与えてくれる本でした。
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