2011年6月26日日曜日

アキレスとカメ [単行本]

吉永 良正 (著), 大高 郁子 (イラスト):アキレスとカメ [単行本],講談社 (2008/7/2)

アキレスとカメがかけっこをすると,アキレスはカメに永久に追いつけないというパラドックスについて書かれた本.

本書の一番の主張点は...数学的に有理数の世界に限定するとアキレスがカメに追いつけないケースもありうるが、連続した実数の世界にまで話を広げると、アキレスはカメに追いつく、という点だと思います。数学と哲学に精通した著者らしい論点です。
こんなことを書くと難しそうに思えるかもしれませんが、そんなことはありませんので、...

イラストがとってもGOOD!です.本の内容よりイラストが気に入れました.

2011年6月23日木曜日

ネイティブのココロがわかる英会話 (English library) [単行本]

デイヴィッド セイン (著), 長尾 和夫 (著):ネイティブのココロがわかる英会話 (English library) [単行本],三修社 (2002/10)

これは文句無しにいい本だ!

ネイティブと会話をしたい人,ネイティブと信頼関係を築きたいという人には目からウロコです.

文頭にAndを付けると偉そうに聞こえるとか,今まで知らなかったことがいっぱい.たぶん,こういうのを知らなくて,今までネイティブとの会話で相手に不快な思いをさせたりしたんだろうなあと思います.

2011年6月18日土曜日

日本辺境論 (新潮新書)

内田 樹 (著):日本辺境論 (新潮新書),新潮社 (2009/11)

辺境人とは、常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民のこと。そして、この辺境人の特性をこの本で論じていますが、別にそれを批判している訳ではないし、日本人はこうあるべきだと言っている訳でもありません。

この本に書かれている辺境人の特性に私はまったくぴったり当てはまります。「自分が何者なのか」が分かった気になりました。

結構、読みごたえのある本。難しい用語と独特の文体で、読んでいて、(面白いと言えば面白いのですが)、ちょっと疲れました。

2011年6月12日日曜日

誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール [単行本]

野口 敏 (著) :誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール [単行本],すばる舎 (2009/7/21)

会話が苦手という人にはうってつけの本と思います。具体的なフレーズや方法で、会話が続くルールが紹介されています。

会話は言葉のキャッチボールではなく、気持ちのキャッチボールというのは、なるほどなと思いました。

今まで相手の「こんな話を聞いて欲しい」という気持ちをちゃんと考えていなかったことに気付きました。

この本に書かれている方法をさっそく実践しようとしました。大きく頷いて相手の話に反応することは比較的簡単にできましたが、そこから先は...なかなかうまくいきません。何が悪いのか?たぶん極端にシャイなのがいけないのだろうな。それを克服する方法はこの本には書かれていませんでした。そういうのを書いてある本、ないのかな?

2011年6月8日水曜日

癒される英語、癒す英語。 [単行本]

David A. Thayne (原著) :癒される英語、癒す英語。 [単行本],三修社 (2002/11)

癒されて,しかも英語の勉強もできる,という一石二鳥の本.CDも付いています.

様々な場面(たとえば,結婚が決まった時,試験に合格した時など)を想定して,読者を癒すフレーズと誰かを癒すために使えるフレーズが紹介されています.実生活で使えるフレーズがたくさんあり,役に立つと思います.

これだけテーマを絞った英語フレーズ集は,たぶん他にはないのではないかと思います.とてもユニークな本!