2014年6月28日土曜日

死なないやつら (ブルーバックス)

長沼 毅 (著):死なないやつら (ブルーバックス) 、講談社 (2013/12/20)

科学界のインディージョーンズこと、長沼毅さんの本。

長沼さんの専門分野の極限生物(超高温や超高圧などの極限環境で生きる生物)だけでなく、進化や遺伝子などの話も含まれています。これらに関する一般論の解説に長沼氏の意見や主張を交えています。

生物学の本でも、この本のように分子レベルの話がなければ、とても分かりやすいし、興味もそそられます。ただ、長沼氏の個人的な主張には、「それはちょっとどうかな?」と疑問に感じる点もありました。

2014年6月23日月曜日

考えない練習 (小学館文庫)

小池 龍之介 (著):考えない練習 (小学館文庫)、小学館 (2012/3/6)

東大出身のお坊さんの本。この方の本を以前から読みたいと思っていましたが、...。

考えずに五感から入ってくる情報に集中すると、雑念を追い払えるということでしょうか?書いてあることを実践してみると、確かに雑念はなくなるような気はしました。また、自分の感情に括弧を付けて第3者的に捕えるというのは、なかなか面白い。

平易な言葉で書かれているのですが、理解するのは決して簡単ではないと感じました。アマゾンの評価が低いのはこのためかな?

2014年6月15日日曜日

新しい発生生物学―生命の神秘が集約された「発生」の驚異 (ブルーバックス)

浅島 誠 (著)、木下 圭 (著):新しい発生生物学―生命の神秘が集約された「発生」の驚異 (ブルーバックス)、講談社 (2003/5/17)

卵が受精してから、前後、左右、背腹の方向が決まり、各器官が形成され、そして個体が出来上がるまでのプロセスを解説した本。

昨年から生物学の本を何冊も読んできましたが、分子レベルの話になると、様々な遺伝子や分子が複雑にからみ、とてもややこしく感じます。分からなくても、何冊も読めばそのうちに分かってくるだろうと思っていましたが、...甘かった!

この本自体は、素人の読者に話しかけるような文体で、とても良かったと思います。いかにもブルーバックスという感じでした。

2014年6月6日金曜日

50歳を過ぎて20代のアタマを取り戻す習慣 (青春新書プレイブックス)

多湖 輝 (著):50歳を過ぎて20代のアタマを取り戻す習慣 (青春新書プレイブックス)、青春出版社 (2012/4/25)

「頭の体操」で有名な多湖さんの本。「100歳になっても脳を元気に動かす習慣術」を読みたかったのですが、図書館になかったため、”100歳”の半分の”50歳”がタイトルに入ったこの本を読むことにしました(なんか変な理由ですが...)

最近、自分の脳力低下を痛感していましたが、この本を読んで原因がよく分かりました。毎日の生活がすべてルーチンワークになっていたのがよくなかったのですね。いつもと(あるいは、今までと)違うことをして、脳に刺激を与えないといけないのか...

しかし、Amazonでの評価が低すぎます。私は良書だと思いました。