2022年12月31日土曜日

もっとBrush UpできるAIが拓く新医療 「新型コロナ対策」~「認知症」~「がん治療」まで

 
小林 直哉 (著):もっとBrush UpできるAIが拓く新医療 「新型コロナ対策」~「認知症」~「がん治療」まで,現代書林 (2021/3/5)

現役医師が患者さんや一般の人向けに書いたAI医療の解説書.

医療診断や手術,高齢者介護,健康管理などへのAI・デジタルの応用が幅広く書かれていて,なかなか良いと思います.

2022年12月24日土曜日

The Secret Garden

  
Frances Hodgson Burnett (原著), Rachel Bladon (Adapter): The Secret Garden, Macmillan Readers (2008/1/9)

日本語では「秘密の花園」と訳される場合が多いThe Secret Garden。原書が出版されたのが1911年なので100年以上前。本書はそれを英語で要約したものです。

インドでわがままに育った少女Maryが両親を亡くし、イギリスの叔父の家に引き取られる。屋敷の広い庭で遊んでいるうちに、気難しく弱々しかったMaryが屋敷に住んでいた少年Colinと共に明るく強くなっていく...というお話。

Colinの上から目線の命令口調の言葉はちょっと嫌悪感を感じました。

2022年12月17日土曜日

東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 人工知能

 
松原 仁 (監修):東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい 人工知能、‎ ニュートンプレス (2022/8/5)

松原氏と編集者?の対話形式で、AIを解説する本。タイトル通りめっちゃやさいく、分かりやすいです。

数式は全く使われていません。300ページ以上もありますが、詳細な解説はなく、AIのエッセンスだけですが、文系の人にはちょうど良い内容と思います。

2022年12月10日土曜日

神話ゆかりの地をめぐる 古事記・日本書紀 探訪ガイド 新装改訂版

 
記紀探訪倶楽部 (著):神話ゆかりの地をめぐる 古事記・日本書紀 探訪ガイド 新装改訂版、メイツ出版 (2022/8/4)

古事記・日本書紀の話とゆかりのある神社や史跡が紹介されています。写真も豊富で、訪れたくなること間違いなし!

私の読んだのは2011年発行の初版で、ちょっと???な記述がありましたが、おそらく2022年の改訂版では修正されているのではと思います。

2022年12月3日土曜日

2030 未来への分岐点 II: テクノロジーは神か悪魔か

 
NHKスペシャル取材班 (著): 2030 未来への分岐点 II: テクノロジーは神か悪魔か, NHK出版 (2021/11/27)

AIとゲノム編集。どちらもお金をそんなにかけずに比較的簡単に誰でも扱える技術ですが、世界を大きく変えてしまう可能性があります。良い方向に変わればいいのですが、とんでもない悪魔にもなりうる。本書はそんな警笛を鳴らすものです。

特にゲノム編集は原爆より危ないと思う。これを使って良識のない連中が殺人ウイルスを作れば、人類滅亡に繋がってしまう。人類はとんでもない技術を作りだしてしまったと思います。

2022年11月26日土曜日

風と共に去りぬ Gone With the Wind (ラダーシリーズ Level 3)


マーガレット・ミッチェル (著):風と共に去りぬ Gone With the Wind (ラダーシリーズ Level 3) 、IBCパブリッシング; 重版 (2017/7/18)

男たちとの恋愛にしか興味のない少女スカーレット・オハラが南北戦争を機に,生活が激変し、波乱に富んだ人生を歩んでいく...。

ちょっと一句、作ってみました!
「己惚れてやがて悲しき美人かな」

2022年11月19日土曜日

ネオ・サピエンス誕生 (インターナショナル新書)


服部 桂 (著), 稲見 昌彦 (著), 他:ネオ・サピエンス誕生 (インターナショナル新書) 、集英社インターナショナル (2022/2/7)

テクノロジーを用いた身体機能や感覚・知能の拡張について,様々な分野の専門家15人が語る.

雑誌『kotoba』の特集号を新書化したものです。

一昔前のSFの世界が現実化していて,驚きます.

2022年11月13日日曜日

辛酸なめ子の独断! 流行大全 (中公新書ラクレ 747)


辛酸なめ子:辛酸なめ子の独断! 流行大全 (中公新書ラクレ 747)、‎ 中央公論新社 (2021/12/9)

2014年から2021年の読売新聞のコラムを書籍化したものです.

250の流行を取りあげていますが,そんなに昔のものでもないのに懐かしく感じます.また,私の知らないものもけっこうありました.ところどころに見られるふざけた文章がなかなか良いです.

500ページ以上あって,持ち歩くにはちと重い!

2022年11月5日土曜日

心に響く英語のことわざ・名言100 Inspirational Proverbs and Sayings (ラダーシリーズ Level 3)

 
レベッカ・ミルナー (著):心に響く英語のことわざ・名言100 Inspirational Proverbs and Sayings (ラダーシリーズ Level 3) 、IBCパブリッシング (2011/8/26)

英語のことわざと著名人の名言を100個取りあげ、その和訳と英語による解説が載っています。

レベル3ということで、解説文はとても分かりやすいです。

私の知らないことわざ・名言がけっこうあって、私にはなかなか良かったと思います。

詳細はこちらから

2022年10月29日土曜日

NHKガッテン! 食と健康の「超」新常識 (生活実用シリーズ)

 
NHK「ガッテン!」制作班 (編集):NHKガッテン! 食と健康の「超」新常識 (生活実用シリーズ)、NHK出版 (2020/11/30)

2019年5月~2020年4月に放送されたNHK「ガッテン!」から24のテーマを取りあげて,病気を防ぎ健康でいるための工夫と食の技などが解説されています.

この番組,なかなか面白かったのに,終了してしまい.残念です.

2022年10月22日土曜日

ラク〜に生きるヒントが見つかる 般ニャ心経

 
加藤 朝胤 (監修):ラク〜に生きるヒントが見つかる 般ニャ心経、星雲社 (2014/12/26)

般若心経から60の言葉をとりあげ、その解説と、生きるヒント、そしてかわいい猫の写真から構成されています。

本書の最後には般若心経の全文とそれに対する解説が載っています。般若心経がずいぶん短いのには驚きました。

すべては実体がなく、不変でなく、空なのか!「情熱の薔薇」の歌が頭に浮かびました!

2022年10月15日土曜日

ジャングルブック The Jungle Books (ラダーシリーズ Level 3)

 
ラドヤード・キプリング (著):ジャングルブック The Jungle Books (ラダーシリーズ Level 3)、IBCパブリッシング (2007/3/29)

オオカミに育てられた主人公のモーグリがジャングルの中で成長していく姿を描いています。

以前、映画で観ましたが、映画とは異なる部分がけっこうありました。

本書の挿絵は原作のものをおそらく使っているのかと思いますが、挿絵ではモーグリは最初すっぽんぽん!

2022年10月9日日曜日

二十四の瞳 新装版 (講談社青い鳥文庫 70-4)

  
壺井 栄 (著), 武田 美穂 (絵):二十四の瞳 新装版 (講談社青い鳥文庫 70-4) 、講談社; 新装版 (2007/10/31)

映画やドラマで何度も映像化された不朽の名作.

家や思想,しきたりに束縛され,貧困に苦しみ,人が自由に生きられない戦中・戦後.そんな中で子供たちが成長していき,それぞれの世界で苦難の人生を送る姿が描かれています.

とても読みやすい文章で,挿絵もとても良かった.

「火垂るの墓」とともに,現代の子供たちに読ませたい一冊です.

2022年10月1日土曜日

スマホ脳 (新潮新書)

 
 アンデシュ・ハンセン (著), 久山 葉子 (翻訳):スマホ脳 (新潮新書)、‎ 新潮社 (2020/11/18)

長い年月をかけて進化してきた私たちの脳が狩猟採集民のままで,それが現在のスマホの環境下で,不眠や集中力低下、うつなどを引き起こすというお話.

多数の研究論文を引用して解説されていて、説得力があります.なかなか面白い!

スマホとのつき合い方を方をちょっと見直さないといけないなあ.

2022年9月24日土曜日

木を植えた男 The Man Who Planted Trees (ラダーシリーズ Level 5)

 
ジャン・ジオノ (著):木を植えた男 The Man Who Planted Trees (ラダーシリーズ Level 5)、IBCパブリッシング; 重版 (2017/7/14)

フランス語の原著を英訳したものです。

フランスで荒廃した土地に一人で木を植え続ける男の話。一見、実話っぽいですが、フィクションです。

ラダーシリーズ Level 5ということで、知らない単語がたくさん出てきますが、構文は易しく、文学的な表現も少ないので、読みやすかったです。

2022年9月17日土曜日

銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)

 
宮沢 賢治 (著), 太田 大八 (著):銀河鉄道の夜-宮沢賢治童話集3-(新装版) (講談社青い鳥文庫)、講談社; 新装 edition (January 16, 2009)

本書のタイトルになっている「銀河鉄道の夜」と短編童話5編、そして超有名な詩「雨ニモマケズ」が収録されています。

最後の「水仙月の四日」以外の童話ではいずれも人が亡くなっています。宮沢賢治の死生観は「人を取り囲む自然と同じように人が生きることも死ぬことも自然なこと」ということなのかなと思いました。

「銀河鉄道の夜」は未定稿ということもあってか、収録されている他の短編と比べ少々読みにくく感じました.

2022年9月10日土曜日

トコトンやさしいサービスロボットの本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)

 
 清水祐一郎 (著):トコトンやさしいサービスロボットの本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)、日刊工業新聞社 (February 11, 2022)

思っていたより良かったと書けば,著者に失礼かな?

サービスロボットというと私の頭に浮かぶのはペッパーのような店頭で会話してくれるロボットだったのですが、本書では医療・介護支援ロボットや農業用ロボット、BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)などなど、工業用ロボット以外のロボットの話が広く扱われています。

某出版社の某シリーズのような全く専門でない人が情報を収集して書いたのではなく、仕事でロボットに関わっておられる方が書いた本なので、ちょっと専門的なところまで突っ込みながらも、分かりやすく書かれていてとてもよかったと思います。

2022年9月3日土曜日

あしながおじさん【改訂版】 Daddy-Long-Legs (ラダーシリーズ Level 4)

 
 ジーン・ウェブスター (著):あしながおじさん【改訂版】 Daddy-Long-Legs (ラダーシリーズ Level 4)、IBCパブリッシング; 改訂 edition (April 14, 2017)

英語の難易度は私にはちょうど良い感じでした。

主人公のJudyが足長おじさんから資金援助を得ながら大学に通う4年間が、Judyが足長おじさんに宛てた手紙という形式で綴られています。

孤児院の外の世界をほとんど知らなかったJudyの心の変化や成長していく様子、なかなか良いです。

足長おじさんにけっこう酷いことを手紙で書いていたりするのですが、最後は足長おじさんへのラブレターです!

2022年8月27日土曜日

眠れなくなるほど面白い 図解 たんぱく質の話

 
藤田 聡 (監修):眠れなくなるほど面白い 図解 たんぱく質の話、日本文芸社 (October 19, 2019)

筋肉を衰えさせないためのタンパク質の話。

人体内の様々なタンパク質の解説かと思って読み始めましたが、だいぶ違っていました。

とにかくタンパク質を摂取しなさいということですね。

2022年8月20日土曜日

ポジティブになれる英語名言101 (岩波ジュニア新書)

 
小池 直己 (著), 佐藤 誠司 (著):ポジティブになれる英語名言101 (岩波ジュニア新書),岩波書店 (2019/6/20)

英語のことわざと著名人の名言を題材に英文法を解説する本.

ことわざ・名言と英文法の両方を学べて,一石二鳥だと思います.

中一レベルの基本的な英文法から説明してあります.後半になると名言の難易度がけっこう上がります.

2022年8月13日土曜日

カラー図解 分子レベルで見た体のはたらき いのちを支えるタンパク質を視る (ブルーバックス)

 
平山 令明 (著):カラー図解 分子レベルで見た体のはたらき いのちを支えるタンパク質を視る (ブルーバックス),講談社 (2018/5/16)

エネルギーを作るための分子や食物を消化する分子など,私たちの体内で働く様々な分子が3Dグラフィックスで紹介されています.

私たちの日常や社会の仕組みを比喩的に取り上げて,分子について解説していて,とても面白いと思います.

以前読んだ同著者の「カラー図解 分子レベルで見た薬の働き なぜ効くのか? どのように病気を治すのか?」も良かったですが,本書も素晴らしいです.

2022年8月6日土曜日

罪と罰 Crime and Punishment (ラダーシリーズ Level 4)

 
フョードル・ドストエフスキー (著):罪と罰 Crime and Punishment (ラダーシリーズ Level 4) 、IBCパブリッシング; 重版 (2017/7/10)

ラダーシリーズの本の中では本書はアマゾンの評価が低く、気になりながらも読み始めましたが、...

殺人を犯した青年が様々な葛藤の末,自首するまでの話.

登場人物がとても多いし,同じ人物が異なる名前で書かれていたりするし、構文や意味のよく分からない英文が多いし、...わけが分からなくなります.

最初の人物の相関図と各章の日本語でのあらすじのおかげでが,なんとか最後まで読み終えました.これがなかったら,ちょっと無理!

2022年7月30日土曜日

窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

 
黒柳徹子 著:窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)、講談社 (1991/6/15)

普通に見れば良くない子だったトットちゃんを優しく受け入れたトモエ学園.

心温まる話のかずかずで,なかなか良かったです.

いわさきちひろさんの挿絵もとてもGOOD!

2022年7月23日土曜日

生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方

 
高橋 宏知:生命知能と人工知能 AI時代の脳の使い方・育て方,講談社 (2022/1/14)

本書では脳や生物に宿る知能を「生命知能」と呼び,人工知能と対比させて,論じています.

人工知能は自動化のため,生命知能は自律化のためにあるか!なるほど!

理解するのが難しいところがけっこうありましたが、まあまあ良かったと思います.

2022年7月16日土曜日

数理の窓から世界を読みとく: 素数・AI.生物・宇宙をつなぐ (岩波ジュニア新書 943)

 
初田 哲男 (著), 柴藤 亮介 (著):数理の窓から世界を読みとく: 素数・AI.生物・宇宙をつなぐ (岩波ジュニア新書 943)、岩波書店 (2021/11/22)

素数、AI、生物の進化、暗黒物質の4つの分野の数理を中高生向けに解説した本。

数理といっても数式はほとんど出てきません。

純粋な解説書ではなくて、中高生に興味をもたせるような書き方がしてあって、なかなか良いと思いました。