2011年11月29日火曜日

プレゼンテーションの英語表現 (日経文庫)

デイビッド セイン (著), マーク スプーン (著):プレゼンテーションの英語表現 (日経文庫)、日本経済新聞社 (2004/12)

今まで英語でのプレゼンテーションの本は読んだことはあるものの、いずれも日本人が書いたものでした。「ネイティブがプレゼンテーションで使う英語は日本人のものとは違うのでは?」と思い、この本を読み始めました。読んでみて、やはり日本人のものとは少し違うと感じました。

場面に応じた文例がたくさん載っていて、とても参考になります。ただ、読んだだけでは身に付かないですね。文例を録音したCDがあれば、繰り返し聴いて、耳で覚えることもできるのかなと思いました。別売でもいいので、CDを作ってください!

ところで、著者の一人のデビッドセインは非常にたくさんの本を執筆されています。この方の本を読むのは2冊目ですが、脅かされるのは日本語がとてもうまいことです。「ひょっとしたら日本人がアメリカ人の名を騙って書いているのでは?」とまで思ってしまう...それほど日本語が達者です。



これで何とか今月も4冊読めました。目標の年間50冊まで、あと5冊!

2011年11月19日土曜日

東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた

東京大学i.school (著): 東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた、早川書房 (2010/5/21)

“東大式”と“イノーベーション”という言葉にひかれて読み始めました。読む前は、東大が考案した方法論の話かと思ったのですが、...

各界の企業の方々を講師に招いて行われた4回のワークショップの内容がこの本の元になっています。ですから、各企業で開発されたイノーベーションのための方法論についての話が中心です。

この本で紹介されている方法論はなかなか興味深い。学生がチームを組んで、付箋を多用して情報を分析したり、物を作ることを通してイノベーションを考えたり、...などなど。この本を読むと、方法論を自分の職場や教育の場に導入したくなる人も少なくないのではと思います。

カタカナ語が多いのがちょっと気になりました。


2011年11月13日日曜日

笑う科学 イグ・ノーベル賞 (PHPサイエンス・ワールド新書)

志村 幸雄 (著):笑う科学 イグ・ノーベル賞 (PHPサイエンス・ワールド新書)、PHP研究所 (2009/10/21)

文句なしに面白い!

この本では、イグノーベル賞を受賞した様々な研究が紹介されています。どれも決していい加減な研究ではなく、サイエンティフィックでしっかりした研究の成果であることが、この本から分かります。目の付けどころが“笑える”だけで、中身は本格的な研究なのですね。

「本来、サイエンスとは面白いものなのだ」ということをこの本を読んで感じました。子供たちの理科離れに歯止めをかけるために、この視点はとても大事なのではと思いました。





2011年11月5日土曜日

だから混浴はやめられない (新潮新書)

山崎 まゆみ (著):だから混浴はやめられない (新潮新書)、新潮社 (2008/10)

混浴での人との出会い、様々なエピソード、混浴の歴史、そして著者のお気に入りの混浴温泉、を紹介した本。

混浴温泉へ行ってみたくなりました。たぶん、この本を読んだ人は、みんなそう思うのではないかな?

なかなか面白い本だと思いましたが、AMAZONのカスタマーレビューを見ると、ずいぶん評価が低く、「えっ、どうして?」と思いました。そもそも混浴に嫌悪感を持つ人が最低の評価をしたのが、影響しているようですね。嫌悪感があるのなら、読まなきゃいいのに。