2013年12月29日日曜日

面白くて眠れなくなる数学

桜井 進 (著):面白くて眠れなくなる数学,PHP研究所 (2010/7/17)

数学に関する雑学集です.

暗号に因数分解を使う話や、ピタゴラスの音階の話、マンホールのふたがなぜ丸いか、カーナビでの車の位置の求め方、などなど興味深い話でいっぱいです。ただ、一つ一つの話が非常に短く,説明が簡単すぎて理解しずらいところもありました.

もうちょっと説明が欲しかった!


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今年も何とか年間50冊の目標を達成!

来年も
 ・年間50冊
 ・月に一冊は専門書
 ・月に一冊は英語関係の本
を目標にします.

2013年12月27日金曜日

スイッチ・オンの生き方

村上 和雄 (著):スイッチ・オンの生き方、致知出版社 (2011/9/16)

「遺伝子の話」と「前向きな生き方」という,一見関係なさそうな二つを結びつけた内容です.不思議な本だ!

たしかに遺伝子が発現すると,体内にタンパク質が合成され,場合によっては,そこからいろいろ体内で変化があるので,それが「前向きな生き方」に繋がるのかもしれません.でも,疑問も感じます.それをさらにサムシンググレート(神と言っていいかも?)と関連付けると,何かオカルト的なものを感じてしまいます.

物理の量子論と神秘的な存在を結びつけるのと,何か似た感じがしました.ただ,著者は遺伝子の専門家なので,それなりの説得力があります.

面白いと言えば,面白いかな?

2013年12月23日月曜日

面白くて眠れなくなる物理

左巻 健男 (著):面白くて眠れなくなる物理,PHP研究所 (2012/2/18)

「面白くて眠れなくなる化学」、「面白くて眠れなくなる人体」に続いて、この本も読んでみました。

こちらは「面白くて眠れなくなる化学」と同じ左巻健男氏による執筆です。最初の「はじめに」は、「面白くて眠れなくなる化学」と同じような内容です。

光、熱、重力から永久機関まで多彩な内容を取り上げています。この本のように、身近な現象と物理との関係を学校の授業でも取り上げると、物理嫌いな人が減るのではと思います。


2013年12月20日金曜日

面白くて眠れなくなる人体

坂井 建雄 (著):面白くて眠れなくなる人体,PHP研究所 (2012/10/20)

前回読んだ「面白くて眠れなくなる化学」がなかなか面白かったので、この本も読むことにしました。

人体に関わる雑学集のような感じで、短い話を集めてあります。

「鼻の穴がどうして2つあるか?」など、今まで知らなかったことがたくさん書いてあって、なかなか勉強になった...ような気はします。もう少し図があると、より分かりやすかったかなと思います。

2013年12月15日日曜日

面白くて眠れなくなる化学

左巻 健男 (著):面白くて眠れなくなる化学、PHP研究所 (2012/3/17)

身近な物や現象と化学との関わりについて解説した本。

本書のタイトルにある「眠れなくなる」ほどではないですが、面白いことは間違いない!

アマゾンの評価が随分低いですが、化学を身近に感じるための本としては良書だと思います。

少しは化学式があってもよかったのでは?という気もします。

2013年12月9日月曜日

マンガ 超ひも理論―世界で一番わかりやすい!

広瀬 立成 (著), 大谷 匠司:マンガ 超ひも理論―世界で一番わかりやすい!、PHP研究所 (2004/02)

物理学の超ひも理論をマンガで解説しようとする超チャレンジャブルな本。

超ひも理論とは,量子論と相対性理論を包括した理論で,宇宙も物質も最小単位は「ひも」であるという理論です。そんな難解な理論をマンガで解説するとは,...それだけでも頭が下がります。でも,マンガを使っても,難しいものはやはり難しいです。

マンガを担当された大谷 匠司さんは,この本以外には作品がないようですが,..どんな方なのでしょうか?峰 不二子を彷彿させるグラマラスなキャラクターが印象的です。大学生という設定ですが,とても大学生には見えないですよ。

2013年12月8日日曜日

3Dプリンタではじめるデジタルモノづくり

門田 和雄 (著):3Dプリンタではじめるデジタルモノづくり、日刊工業新聞社 (2013/10/31)

最近、話題の3Dプリンタについて解説した本。

3Dプリンタの原理、使い方だけでなく、3Dプリンタを動かすために必要な3Dデータを作成する方法、そしてさらには3Dプリンタを自作する方法まで書かれています。

単なる使い方の解説書ではなく、ちょっとマニアックな感じはしました。

2013年11月30日土曜日

英語―シンガポールを旅する (写真対応トラブラないトラベル会話)

鈴木 康子 (著):英語―シンガポールを旅する (写真対応トラブラないトラベル会話)、三修社 (2001/10)

場面・状況別に使える英会話フレーズを紹介した本。シンガポールへ旅行する場合を想定しています。

見開きの左ページには英会話フレーズ、右ページにはそのフレーズと関連するシンガポールの写真が載っています。また、シンガポールの歴史や食べ物なども紹介されています。

この本以外にも、他の国への旅行編の本がシリーズで出版されていて、なかなかユニークな企画。ただ、この本では、英語の綴りや日本語で間違っているところがあって、ちょっと残念です。

2013年11月29日金曜日

数学に恋したくなる話 (PHPサイエンス・ワールド新書)

秋山 仁 (著), 松永 清子 (著):数学に恋したくなる話 (PHPサイエンス・ワールド新書)、PHP研究所 (2010/11/20)

数学者である秋山さんのカルチャー講座の内容をもとにして書かれた本。

自然やスポーツ,芸術などの様々な分野での数学が関係する話が紹介されています.読み物としてはとても面白い.数学の勉強になるかどうかはちょっと分かりませんが,数学というものに対して興味がそそられると思います.

しかし,この本,著者は秋山さんと松永さんの2名ですが,どう分担して書いたのでしょうか?
秋山さんのカルチャー講座をベースにしていますが,本自体は松永さんが書いたのでは?

2013年11月24日日曜日

カラー図解 生理学の基本がわかる事典

石川 隆 (監修) :カラー図解 生理学の基本がわかる事典、西東社 (2011/01)

人体の各部位における生命現象を解説した本。

図を多用して解説してあり、また用語の解説もあって、とても分かりやすい。ただ、本文と図中の説明、用語解説で、かなり文が重複している点が気になりました。同じような文を何度も読むことになるので、書いてある内容が脳に定着しやすいという利点があるのかもしれませんが、...。

臓器の絵がたくさん載っていて、人前でこの本を広げて読むのはちょっと憚られました。

半年くらい前から読み始めて、ようやく読み終えました。別に内容が多いわけでもなく、難しいわけではないのですが、...。

2013年11月15日金曜日

マンガでわかる複雑ネットワーク 巨大ネットワークがもつ法則を科学する (サイエンス・アイ新書)

右田 正夫 (著), 今野 紀雄 (著):マンガでわかる複雑ネットワーク 巨大ネットワークがもつ法則を科学する (サイエンス・アイ新書)、ソフトバンククリエイティブ (2011/2/18)

ネットワーク・グラフ理論の新しい分野である「複雑ネットワーク」について解説した本。

見開きの2ページの左ページが解説で,右ページはそれと関連するマンガで構成されています。とても分かりやすい!この分野の入門書としてはピッタリかも?

「複雑ネットワークをどのようにしたら作れるか」という話で,すでに世の中に存在する複雑なネットワークを正確にモデル化したり,解析したり,シミュレーションしたり...という話ではありませんでした。後者の方に期待して読んだのですが....。

2013年11月7日木曜日

道をひらく [文庫]

松下 幸之助 (著):道をひらく [文庫]、PHP研究所 (1968/05)

松下幸之助さんの本の読むのは初めてです。「経営の神様とはいったいどんな人なんだろう?」と興味津々で読みました。

この本は見開き2ページの短いエッセイを集めたものです。どのエッセイも、私たちが生きて行くうえで、また仕事をするうえで,指針になるものばかりです。

この本には「素直に」と「謙虚に」という二文字がたびたび登場します。この二文字に著者の人柄が表れているのかなと思いました。あまりアグレッシブな印象は受けません。猛烈人間の京セラの稲盛さんとは、何か対照的な印象を受けました。

また、会社のことだけでなく、日本という国を真剣に考えた人だというのも、この本からよく分かりました。

文句の付けようのないくらい良い本だと思いました。
 

2013年11月6日水曜日

エゾシマリス

富士元 寿彦 (著):エゾシマリス、北海道新聞社 (2003/03)

エゾシマリスの写真集です。

北海道のリスと言えば、トトロのように長い耳を立てたエゾリスを思い浮かべますが、こちらは耳の短いエゾシマリスです。

春夏秋冬、それぞれの季節のエゾシマリスの愛らしい写真でいっぱい!癒されます!

疲れやストレスがたまってきた時は、この手の本に限ります。

2013年11月3日日曜日

世界ふしぎワンダーライフ50

渋川 育由 (編集):世界ふしぎワンダーライフ50、河出書房新社 (2012/9/25)

世界の美しい光景や不思議な景色を紹介した本。とても美しい写真と解説文から構成されていますが、場所や景色だけでなく、そこに住んでいる人や訪れる人たちにも少し焦点を当てている点が、類書との違いだと思います。

これまでこの手の本は何冊も見てきましたが、この本に掲載されている光景には今までに見たことのないものが多くありました。また、お馴染みの光景(たとえば、イグアスの滝)もちょっと視点を変えて、撮影されていて、新鮮に感じました。

世の中には、面白い世界がたくさんあるなあ!

2013年9月21日土曜日

ビジネス Quick English <プレゼン>

デイヴィッド・セイン (著):ビジネス Quick English <プレゼン>,ジャパンタイムズ; A5判変形版 (2009/6/25)

会社でのプレゼンテーションに必要な英語を集めた本。

以前、読んだビジネス Quick English <ミーティング>はフレーズ集でしたが、この本は単なるフレーズ集ではなく、構成がとてもユニークです。

「顧客への説明」や「社内での説明」など、具体的な状況でのプレゼンテーションの文章が左ページに、そして、左ぺージに含まれる英語表現(たとえば、「約束する」、「私の考えでは」などに対する英語)の別表現が右ページにリスティングされている、というなかなか今までの本にはない面白い構成になっています。
覚えれば絶対役に立つはず!

 

2013年9月16日月曜日

まじめな とんでもない世界―宇宙に広がる意識のさざなみ

奥 健夫 (著):まじめな とんでもない世界―宇宙に広がる意識のさざなみ、海鳴社 (2009/03)

忙しくて、仕事と関係ない本など読んでいる場合ではないはずだが、...それでも私に読ませてしまう、この本はいったい何なのだろう?

人間の意識を物理学の量子論で扱うという内容で、量子論の観測問題と非局在性をベースに意識と量子論の関係を論じています。

著者の専門は材料科学であって、量子論ではありません。著者の量子論の解釈にひょっとしたら間違いがあるのかも知れないという気もしました。これについては、量子論の専門家の意見を聞いてみたいところです。

以前、村山 斉 (著) :宇宙は本当にひとつなのか (ブルーバックス)で、”物質にくっついて別の世界が存在する”というような話を目にして以来、「ひょっとしたら何か(我々の物質世界以外の何か)があるんじゃないか」と思うようになりました。この世界とこの本で論じている内容と何か関係があるのかもしれないという気もしました。

2013年9月14日土曜日

ケント・デリカットのだいじょうぶ!「英会話」〈2〉

ケント デリカット (著):ケント・デリカットのだいじょうぶ!「英会話」〈2〉、竹書房 (1991/10)

仕事上、英会話のフレーズを思い出す必要が出てきたため、この本を読みました。掲載されているフレーズは基本的なものが中心ですが、初めて知ったフレーズも結構ありました。

よくある英会話フレーズ集だと、基本的に面白くはないので、途中でめげそうになります。でも、この本は違います。フレーズだけでなく、それと関連する様々な話題が載っていて、読んでいて面白い!面白いので、あっという間に読めてしまいます。

著者のケント・デリカットさん、最近、テレビで見かけないですが、どうしているのかな?

2013年9月10日火曜日

ビジネス Quick English <ミーティング>

デイヴィッド・セイン (著):ビジネス Quick English <ミーティング>,ジャパンタイムズ (2008/9/10)

英語での会議で使うフレーズを集めた本.

必要に迫られて,慌てて読みました.会議で必要な表現は網羅されていて,掲載されているフレーズを覚えれば,会議でとても役立つことは間違いないと思います.でも,なかなか覚えられません.

以前読んだ同じ著者のミーティングの英語表現 (日経文庫)に比べると,何と言ってもCDが付いているのが良いです.これを繰り返し聴いて,何とか覚えようとするのですが....

2013年8月31日土曜日

みんなのたあ坊の哲人訓―今こそ必要な100のことば

辻 信太郎 (著):みんなのたあ坊の哲人訓―今こそ必要な100のことば、サンリオ (2005/09)

西洋の有名な哲学者、科学者、作家、政治家などの言葉を集めた本。各言葉に対するたあ坊のマンガもなかなか良かったです。

この本を手に取る前は、「どうしてサンリオがこのような本をだしているのだろう?」と不思議に思っていました。でも、著者の辻信太郎氏がサンリオの社長であることを知り、社長が社員や世間一般に知ってほしい(あるいは、思い出してほしい)言葉を集めたのかなと思いました。

当たり前のことを言っている言葉も多いのですが、そんな当たり前のことを現代人は忘れてしまっているのかも知れない。私たちに忘れかけた大事なことを思い出させてくれる本だと思います。

2013年8月24日土曜日

目で見て動かす3Dナノワールド

奥 健夫 (著) :目で見て動かす3Dナノワールド,三恵社 (2011/5/31)

本書は様々な材料の原子構造を紹介しています。添付のCDにその3次元構造のデータが入っていて、ソフトをネットからダウンロードすると、3次元で見ることができます。

この本は,同じ著者の「動かして実感できる三次元原子の世界 (2008/6)」と重複する部分が多いのですが,これは「動かして実感できる三次元原子の世界」を出版していた工業調査会が倒産したため増刷できなくなり,新たに三恵社からこの本を出版することになったのだろうと思います.

「心を物理学でどう説明するか」という話がコラムに書かれていて、とても興味をそそられました。

2013年8月18日日曜日

インクジェット時代がきた! 液晶テレビも骨も作れる驚異の技術 (光文社新書)

山口 修一 (著),山路 達也 (著):インクジェット時代がきた! 液晶テレビも骨も作れる驚異の技術 (光文社新書)、光文社 (2012/5/17)

インクジェットプリンターで使われているインクジェットの技術、および、その技術の様々な分野への応用について解説した本。最近注目されている3Dプリンタも詳しく解説されています。

食べ物やアパレル、建物の外壁をインクジェットで印刷したり、電子回路や鋳物の砂型もプリンターで作ったり、といった一般にはあまり知られていない話がぞくぞくと登場します。中でも驚いたのは、細胞をインクジェットで積層するバイオファブリケーション。現状では、臓器や組織の作成まではできないようですが、できるとすごいと思います。

2013年8月11日日曜日

仕事は楽しいかね?

Dale Dauten (原著), 野津 智子 (翻訳) 仕事は楽しいかね?,きこ書房 (2001/12)

以前読んだ「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」で、山中伸弥さんがこの本を読んだと書いてあったので、私も読んでみることにしました。

この本では、とにかくいろいろ試してみること、そして「明日は今日と違う自分になる」ことを勧めています。従来の自己啓発書によくある「目標をしっかり設定して、それに向かって突き進め」や「自分の成功した姿を想像しろ」といった目標重視の方法論とは全く主張が異なり、この点でとても面白いと思いました。

でも、...どうなのかな???

この本が良いかどうか尋ねられたら、迷わず「良い」と答えます。でも、本書を人に薦めるかどうかと訊かれたら、「うーん、...どうかなあ...」という感じ。

たしかに、いろいろ試してみるのは悪くないと思います。でも私は、従来型の目標を設定して、計画を立てるやり方が好きだな。

2013年8月7日水曜日

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

米国国家情報会議 (編集), 谷町 真珠 (翻訳) :2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」 ,講談社 (2013/4/19)

米国国家情報会議が4年ごとに,就任したアメリカ大統領のためにまとめるレポートです.タイトルの通り,2030年に世界がどうなるかを予測しています.

最も不安な国が日本とは...ある程度は分かっているつもりでしたが,それでもショックです.

そして,2030年の世界最強はインドと中国!中国がインドとカシミールで時々ごぜりあいをしたり,インドの敵対国であるパキスタンを中国が支援しているのも,これで理由はよく分かります.将来,中国と肩を並べ,そして追い抜いて行くインドを,中国は今のうちに何とかしたいのだろう.

第3章では,4つのシナリオで世界がどう変わるかが書かれていますが,”日本”という文字がほとんど出てきません.どのシナリオでも,日本が衰退して,関係ないのか!?なんか悲しいな.

2013年7月28日日曜日

一生に一度は行きたい世界遺産150

世界遺産トラベル研究会:一生に一度は行きたい世界遺産150、宝島社 (2012/10/17)

150カ所の世界遺産を写真と解説文で紹介した本。写真の美しさもさることながら、文章もなかなかのものだと思いました。

この本の特徴は、「行く」ことに焦点を当てている点です。最後の8章では、世界遺産が見えるホテルの紹介や行ってみてがっかりした世界遺産の紹介などがあり、他書では見られない面白さがあります。

それぞれの世界遺産が地図上のどの辺りにあるかが分かると、もっと良かったかな。

2013年7月23日火曜日

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)

デイヴィッド・サダヴァ (著), クレイグ.H・ヘラー (著), ゴードン.H・オーリアンズ (著), ウィリアム.K・パーヴィス (著), デイヴィッド.M・ヒリス (著), 石崎 泰樹 (監修), 丸山 敬 (監修), 吉河 歩 (翻訳), 浅井 将 (翻訳):カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)

アメリカ版大学生物学の教科書シリーズ 全三巻の最後の一巻は「分子生物学」.分子レベルでの,とても複雑な生物の仕組みの話です.

1,2巻を読んでなくても理解できるようなことが書かれてますが,少なくともこの本の前半は,やはり1,2巻の基礎知識は必要だと思います.後半はバイオテクノロジーの話もあって,なかなか面白い.でも,やっぱり難しいよ,これ!アメリカの大学の教養で使う教科書らしいですが,教養向けと言うより専門書だと思います.

読むのに2か月もかかってしまった!

2013年6月23日日曜日

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた [単行本(ソフトカバー)]

山中 伸弥 (著)、緑 慎也 (著) :山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた [単行本(ソフトカバー)]、講談社 (2012/10/11)

山中伸弥先生の学生時代から現在に至るまでの来歴とiPS細胞について書かれた本です。前半は山中氏自身による執筆、後半は緑氏との対談です。

「大発見」の思考法 (文春新書)と内容はかなり重複しています。でも、既に「大発見」の思考法 (文春新書)を読んだ人でも、本書を読む価値は十分あると思います。iPS細胞の解説は非常に分かりやすいし、英文の和訳が大阪弁なのは笑えるし、勉強になり、かつ、楽しめる一冊だと思います。

本の表紙の山中氏の表情。何を訴えたかったのだろう?

2013年6月16日日曜日

がん治療の常識・非常識―患者にとっての最良の選択とは? (ブルーバックス)

田中 秀一 (著):がん治療の常識・非常識―患者にとっての最良の選択とは? (ブルーバックス)、講談社 (2008/4/22)

がんの治療方法とその有効性について解説した本。知識のない私には、ちょっとショッキングな一冊。

がん治療は効果がないことはないけれど、大した効果ではないことがこの本から分かります。特に薬物を使う化学療法がこんなに効かないとは...。

結局、日頃から、がんにならないような生活をするのが一番ということか!

この本が書かれたのが5年前。今では、もっと治療技術が向上しているのかも?

 

2013年6月8日土曜日

間抜けの構造 (新潮新書)

ビートたけし (著) :間抜けの構造 (新潮新書)、新潮社 (2012/10/17)

ビートたけしが「間」と「間抜け」について論じた本。

この本では、著者のまわりで起こった様々なエピソードを紹介して、外延的に「間」と「間抜け」を説明しています。

外延的にはなんとなく分かったような気になるのですが、では、「間」と「間抜け」の内包的定義はどんなものなのだろう?

この本を読んでみて、「間抜け」の方は、「自分のまわりの状況を把握せずに(把握できずに)、行動や発言をすること」が内包的定義なのだろうと思いました。一方、「間」の方は???結局、よく分かりません。著者が指摘するように、日本独特のあいまいな概念なのかも知れません。

エピソードはおもろい!

2013年5月31日金曜日

夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神

水野敬也 (著)夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神、飛鳥新社 (2012/12/12)

インドの神様であるガネーシャと出会った主人公が,自分の夢の実現に向けて変わっていく,というお話。

最初は前作と同様なストーリーかと思っていましたが、結末はずいぶん違っていました。当初の夢は実現できなかったけれど、幸せになれて,めでたし,めでたし!

今回はガネーシャだけでなく、貧相だが美人の貧乏神が、幸せになるための方法を読者に教えてくれます.

ぜひ,映画化してほしい!

2013年5月25日土曜日

広島ルール

都会生活研究プロジェクト[広島チーム]:広島ルール、中経出版 (2012/7/28)

「広島の人は知っているけれど、他県の人は知らない」という話を集めた本。話は交通や食べ物、買い物、生活などに分類されています。

他県の人に広島を知ってもらうために書かれたというより、広島人が「そうだよねえ」と賛同・共鳴することを意図したという感じ。

昨年は、本屋さんの店頭にこの本が山積みになっていて、かなり売れている様子でした。私が図書館にこの本を予約してから、順番がまわってくるまで数か月もかかり、このことからもかなりの人気本であることが分かります。...で、読んでみたところ、...う~ん、...たしかに面白いことは面白いが、...ちょっと期待しすぎたかな?

2013年5月19日日曜日

生き方―人間として一番大切なこと

稲盛 和夫 (著):生き方―人間として一番大切なこと、サンマーク出版 (2004/07)

京セラの稲盛氏の生き方指南。

主な主張点は、”強烈に思い続け、懸命に頑張れば、思いは実現する。そして、人間として正しく生きることが重要。”
これらは、当たり前のように思えます。でも、稲盛氏の言う”強烈”や”懸命”は我々の考えるものとはちょっとレベルが異なります。稲盛氏のモーレツな生き方が伝わってきます。

最初は、宗教じみた話にちょっと引いてしまいましたが、そのうちに引き込まれていきます。それとともに、いろいろな疑問点も感じました。たとえば、稲盛氏は「利他の心で生きる」と述べていますが、「競合他社の利益まで稲盛氏は考えて、経営されたのか?」などです。

2013年5月15日水曜日

心に響く四字熟語漫画

日本漢字教育振興会 (編集) :心に響く四字熟語漫画、日本漢字能力検定協会 (2002/05)

四字熟語を題材にした一コマ漫画を公募し、応募作品の中から優秀なものを集めた本です。

四字熟語をストレートに表現した漫画だけでなく、多彩な変化球があって面白い。中には、解説文がないと四字熟語とどう関連するのかよく分からないものもありました。

公募時にテーマに挙げた四字熟語が限定されていたため、この本に掲載されている四字熟語も限定されています。この点がとても残念!

2013年5月11日土曜日

人を動かす 新装版

Dale Carnegie (著), 山口 博 (著) :人を動かす 新装版、創元社; 新装版 (1999/10/31)

昔からよく知られた、とても評価の高い本!

私は本書のタイトル「人を動かす」という言葉にどうも抵抗があり(私は人を動かしたいと思うような人間ではないので)、今まで読まずにいましたが、サッカー選手の長谷部誠さんが「心を整える。」の中で“「人を動かす」が読書を始めるきっかけになった” と書いているのを見て、私も読んでみようと思いました。

書いてある内容は「人間関係を円滑にするための方法」が中心で、たくさんのエピソードを引用しています。人を動かすような立場でない人にも、かなり役立ちます。この本に書かれている方法は類書に書かれていることと大差はないと思いますが、類書はこの本がベースになっているのかもしれないと思いました。類書、そして多くの人に影響を及ぼした古典的な良書と言えると思います。


心配の一つは解消できたので、月に4冊の読書ペースに戻そうと思っています。

2013年5月6日月曜日

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)

デイヴィッド・サダヴァ (著), クレイグ.H・ヘラー (著), ゴードン.H・オーリアンズ (著), ウィリアム.K・パーヴィス (著), デイヴィッド.M・ヒリス (著), 石崎 泰樹 (監修), 丸山 敬 (監修), 浅井 将 (翻訳), 吉河 歩 (翻訳) :カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)、講談社 (2010/5/21)

細胞の話が中心だった第一巻に続き、この第二巻も読んでみました。こちらは遺伝子の話です。

第一巻と同様に、こちらも美しいイラストが特徴的です。イラストを見るだけでも、大体の内容を把握することができます。ただ、気になったのは、非常に分かりやすい章と、そうでない章があった点。これは、おそらく章によって著者が異なるためか?

ブルーバックスも400ページを越えると、さすがに読みごたえがある。読むのに、二ヶ月近くかかってしまった!

2013年4月26日金曜日

置かれた場所で咲きなさい

渡辺 和子 (著):置かれた場所で咲きなさい、幻冬舎 (2012/4/25)

心配と不安で、読書もめっきり進まなくなりました。そんな中で手に取ったこの一冊。あっと言う間に読めました。

この本を読んでみて、...

もう現状に愚痴をこぼすのはやめよう、と思いました。いつもスマイルで生きて行こうって。そう、Keep Smiling!

そう感じて、それを実践することが、きっとほんとうの幸せなのだと思う。

この本、文章表現もなかなかのものです。うまいこと言うなあ~と思います。

もっと早く、この本を読んでおけばよかった。

 

2013年4月19日金曜日

スタンフォードの自分を変える教室

ケリー・マクゴニガル (著), 神崎 朗子 (翻訳) :スタンフォードの自分を変える教室、 大和書房 (2012/10/20

意志力(やろうとする力、やらないでおこうとする力、望む力)を高めるための方法が紹介されています。

この本でとても興味深いのは、紹介されている方法そのものより、様々な研究機関で行われている意志力に関する実験です。心理学などの分野でこういう実験をしているのは分かりますが、マーケティングの分野でこんな実験をしているとは驚きです。

個人的な経験に基づくのではなく、このような実験をベースにしている点が、この本の特徴です(実験がベースになってない方法もありますが...)。

紹介されている様々な方法をさっそく試してみましたが、...う~ん、どうなんだろう?...という感じ。

2013年3月17日日曜日

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

長谷部誠 (著) :心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣、幻冬舎 (2011/3/17)

サッカー選手の長谷部さんが心を整える方法や習慣、自分の考え方などについて書いた本です。

サッカーファンにはたまらない一冊だと思います。私のようなサッカーにはそれほど興味のない人にも、生きていくうえで参考になることが散りばめられています。とてもいい本だと思いました。

「人生経験が豊富とは言い難い若い人が書いた本って、どうなのかな?」と思って、読み始めましたが、...これがなかなかの本でした。しかも、文筆を本職としている訳ではないのに、実にしっかりした文章で、驚きました。

2013年3月13日水曜日

On Sundays―スヌーピーののんきな日曜日

チャールズ M.シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (翻訳) :On Sundays―スヌーピーののんきな日曜日、角川書店 (1993/07)

以前読んだA peanuts book featuring Snoopy (3)がけっこう英語の勉強になった(ような気がした)ので、この本も読んでみることにしました。

1ページで一つの話が完結しています。見たこともない単語もあり、英語のレベルはけっこう高いかも?

登場するキャラクターのほのぼのとした雰囲気に癒されます。特に、ウッドストックとその仲間、...なんか好きだな。

 

2013年3月9日土曜日

元素検定 [単行本(ソフトカバー)]

桜井 弘 (著) :元素検定 [単行本(ソフトカバー)]、化学同人 (2011/3/19)

表紙のイラストが以前読んだ元素生活と似ていたので、続編かと思って読んだのですが、...ぜんぜん違ってました。様々な元素についてのまじめな解説本です。

各ページが元素に関する問題とその解答・解説という形式で記述されています。問題はレベル1(中学生レベル)からレベル5(元素マニアレベル)まであります。身近な問題もあれば、「専門家以外でこんなの知ってる人はいないだろう」という問題まで様々です。レベル2(高校生レベル)でも、問題のレベルはけっこう高いように思いました。

2013年2月23日土曜日

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)

クレイグ・H・ヘラー (著), ゴードン・H・オーリアンズ (著), デイヴィッド・M・ヒリス (著), デイヴィッド・サダヴァ (著), 浅井 将 (翻訳), 石崎 泰樹 (翻訳), 丸山 敬 (翻訳) :カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)、講談社 (2010/2/19)

アメリカの大学の教養の授業で使われている生物学の教科書「LIFE」を翻訳したもの。

翻訳本は3つの巻から構成されていて、本書は第一巻で、細胞の構成や機能について解説されています。本書は、原本「LIFE」の一部分なのですが、それでも300ページ以上あります。生物学が専門でない人にとってはかなりの読みごたえがあります。

読む途中で何度も挫けそうになりながらも、最後まで読めてしまう。挫けそうで挫けない理由は、とても美しいイラストにあります。イラストを見ているだけで、大体の内容は把握できそうです。

2013年2月17日日曜日

14歳の生命論 ~生きることが好きになる生物学のはなし (tanQブックス)

長沼 毅 (著) :14歳の生命論 ~生きることが好きになる生物学のはなし (tanQブックス)、技術評論社 (2011/11/8)

これはなかなかの本だと思います!

科学界のインディージョーンズと呼ばれている長沼さんの本を一度読んでみたいと思い、図書館で探したら、ほとんどが貸し出し中。唯一、あったのがこの本でした。「14歳の」が少々気になりましたが、...。

エヴァンゲリオンやナウシカなどのマンガやアニメを題材に、生物学や物理学を解説し、さらに生きることについての著者の考えを述べています。

この本で著者が訴えたかったのは、次の2点だと思います。
「自分の生は自分で生きる」
「あるがままの現実を受け入れる、それは苦しいことかもしれないけど、仲間がいれば大丈夫。」

これらは長沼さんが自分自身に言い聞かせていることなのかもしれないと思いました。

「14歳」だけでなく、大人も十分楽しめます!

2013年2月13日水曜日

A peanuts book featuring Snoopy (3) [新書]

チャールズ M.シュルツ (著), 谷川 俊太郎 (訳):A peanuts book featuring Snoopy (3) [新書],角川書店 (1990/12)

スヌーピーが登場するマンガ。なかなか面白く、楽しめます。

1ページに4コマだったり、2コマだったりするのですが、数ページにわたって話が続いていたりします。

英語と日本が併記してあるのですが、和訳はなんと詩人として有名な谷川俊太郎さんによるものです。

英語の勉強にもなると思います。


2013年2月10日日曜日

動物オメガ図鑑 カワイイのはクチでした

松原 卓二 (著):動物オメガ図鑑 カワイイのはクチでした、マガジンハウス (2009/5/28)

著者はプログラマーが本職だそうで、ある時に動物の口がカワイイというのに気づき、動物園や水族館へ出かけては、いろんな動物の写真を撮ったそうです。

たしかにカワイイ!これは間違いなく癒されます!

写真はプロ並みだと思います。

今回は図書館で借りましたが、手元に置いておきたい一冊です。

2013年2月6日水曜日

超訳 ニーチェの言葉

白取 春彦 (翻訳) :超訳 ニーチェの、ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)

哲学者であるニーチェが残した言葉をまとめた本。

最初この本を見たとき、結構な分厚さだったので読みごたえがありそうに見えたのですが、実は紙が厚めでページ数はそれほどでもないです。それに、1ページに数行しか書かれてないところもあって、あっと言う間に読めてしまいます。

さて、中身ですが、…
哲学書によくあるような難解な言葉は一切使われていません。一般の人向けの言葉が並びます。

言葉は難しくはないですが、書かれている内容は、分かるような?分からないような?奥が深いような?深くないような?

全然哲学っぽくないです。哲学というより人生訓のような感じです。



2013年2月2日土曜日

生化学がわかる (ファーストブック)

田中 越郎 (著):生化学がわかる (ファーストブック)、技術評論社 (2011/9/29)

生化学とは生体内で起こっている生命現象の化学です。この本はその生化学をとても分かりやすく説明しています。

本は200ページ近くありますが、半分はマンガなので、入門書としては内容が物足りないと思いますが、入門書というより、専門の勉強をするための前準備の本と言えるかもしれません。

本の最後に、さらに勉強するための本をいくつも挙げてあったのが良かったです。

2013年1月30日水曜日

システム生物学がわかる!―セルイラストレータを使ってみよう

土井 淳/長崎正朗/斉藤あゆむ/松野浩嗣/宮野 悟:システム生物学がわかる!―セルイラストレータを使ってみよう 、 共立出版 (2007/7/10)

昨年末に読んだ「システムバイオロジー (現代生物科学入門 第8巻)」がよく理解できなかったので、今度はいかにも分かりやすそうなタイトルのこの本を読むことにしました。

たしかに分かりやすい!でも扱っている内容が「システムバイオロジー (現代生物科学入門 第8巻)」とは異なります。「システムバイオロジー (現代生物科学入門 第8巻)」は理論の解説、それに対して今回読んだこの本は「セルイラストレータ」というソフトの使い方の話が中心です。

理論を素人でも分かるように解説した入門書はないのでしょうか?

2013年1月26日土曜日

だれからも好かれる魔法のほめ方(文庫) (アスペクト文庫)

植西聰 (著), 佐々木一澄 (イラスト):だれからも好かれる魔法のほめ方(文庫) (アスペクト文庫) 、アスペクト (2012/7/31)

昔、吉田拓郎さんの歌で「人をほめるも恥ずかしく♪」という歌詞がありましたが、何か恥ずかしいものですね。

この本では、様々な相手を想定して、ほめ方について書かれています。ほめる時の具体的な言葉が書かれていて、なかなかいい本だと思いました。

1ページあたりの字数が少なく、あっという間に読めてしまいます。でも、なぜか頭に残らない、、、これはこの本の問題というより、私の方の問題か?

2013年1月19日土曜日

バイオインフォマティクス―生命情報学を考える (ポピュラー・サイエンス)

舘野 義男:バイオインフォマティクス―生命情報学を考える (ポピュラー・サイエンス)、裳華房 (2008/02)

バイオインフォマティクスは、DNAなどの生命情報をコンピュータで解析する学問分野です。

この本は、このバイオインファマティクスを一般人向けに紹介しています。この分野の歴史、そしてその分野での日本人の活躍が紹介されていて、なかなか興味深い。

理論の部分は相当難しいのだと思いますが、それをこの本では、さらりと分かりやすく解説しています。なかなかこういう書き方はできないと思います。

2013年1月11日金曜日

元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS

寄藤 文平 (著, イラスト):元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS、化学同人 (2009/7/16)

これは、なかなかユニークな本!

118個の元素を擬人化して描き、解説しています。アフロヘアーの元素があったり、髭もじゃもじゃだったり、太っていたり,...といろいろですが、ルールに従って擬人化されています。

解説で「ちょっと違うんじゃない?」と思うところもありましたが、著者はイラストレータなので、ある程度はしょうがないのかも?

化学が嫌いな人も、この本なら間違いなく楽しめます!

2013年1月6日日曜日

スキンケアの科学 (ポピュラーサイエンス)

服部 道広 (著):スキンケアの科学 (ポピュラーサイエンス)、裳華房 (1997/03)

皮膚の仕組みとスキンケアについて、一般の人向けに解説した本。

私は皮膚のトラブルが多いので、この本を読んでみました。皮膚の仕組みの話が半分以上です。皮膚は思っていたより複雑でビックリ。

スキンケアでは、洗浄、成分の補給、皮膚の保護、そして、皮膚のトラブル別の改善法について、述べられています。

ちょっと誤植があったりしますが、私はそこそこ良い本かと思いました......ところが、アマゾンの評価を見ると随分低い!