2010年8月19日木曜日

カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る

水木 しげる (著) :カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る,小学館; 新装版版 (2010/4/6)


図書館で水木 しげるさんの本を捜していたら,ほとんどが貸しだし中で,この本しかなかったので,とりあえず借りて読むことに....

この本は,水木しげるさんのエッセイなのですが,半分は文章によるエッセイで,もう半分はマンガによるエッセイです.

内容は,子供の頃の話,戦争中の話,水木さんが出会ったケッタイな人々の話,そして幸福論です.


世の中にはどうしようもなく不幸な人がいて,本人の努力ではどうにもならないことや、戦争の愚かさ,幸福・不幸とはいったい何なのか?などなど、いろいろ考えさせられました.
面白いというより,考えさせられる内容だと思います。

水木さんの生前墓の話があり、墓の左右にねずみ男と鬼太郎の石像があって、壁面には40体以上の妖怪が彫られているそうな。実物を無性に見たくなってしまった。


2010年8月17日火曜日

感動する科学体験100 ~世界の不思議を楽しもう

NewScientist (編集), 樋口 健夫 (監修), 樋口 容視子 (翻訳): 感動する科学体験100 ~世界の不思議を楽しもう、技術評論社 (2007/8/2)



これは、なかなか面白い本です。


"100 things to do before you die"(死ぬ前にすべき100のこと)という本の訳本で、原本は結構売れた(らしい?)


体験できるかも知れない?100件の科学現象や実験などが紹介されています。


「自分のDNAを抽出する」や「自分の頭の重さを計る」、「チョコレートで光を速度を計る」などの自宅でもできそうなものもあれば、「ミグジェットで飛ぶ」や「無重力を体験する」などの一般人には到底実現できそうにないものもあります。


また、真面目なもの、興味深いものもあれば、思わず笑ってしまうものも...
一番、可笑しかったのは、グリズリー(アメリカの熊)と友達になるためのロボットスーツです。こんなものが特注で販売されていて、これを紹介するDVD「プロジェクト・グリズリー」まで製作されていとは、...アメリカ人はようやるなあと思ってしまいます。


子供の自由研究に使えそうなものもありました。



2010年8月16日月曜日

50代からの生きかた上手

斎藤 茂太 (著): 50代からの生きかた上手―人生を豊かにする法則、ベストセラーズ (2002/09)

私はまだ50代ではないのですが、モタさんの本を読みたくなり、この本を図書館で借りてきました。

この本の最初に伊能忠敬とシュリーマンの話があり、感激しました。

伊能忠敬は酒づくりや米の取引をしていたのが、50歳で隠居してから測量や天文学の勉強をし、55歳から日本全国の測量を始めたそうだ。
シュリーマンも商売をしていたのが、42歳から自分の夢である「トロイ遺跡の発掘」のため、考古学の勉強をはじめ、実際に発掘を果たしたそうだ。
50代になれば、あとは惰性で生きていくものだと思っていましたが、人生とはその人のやる気次第で2回あるものなのですね!


自分もそんな生き方がしたいとこの本を読んで強く思いましたが,......じゃ50歳から何するか?考えてもさっぱり思いつきません。

2010年8月7日土曜日

人は見た目が9割

竹内 一郎 (著): 人は見た目が9割(新潮新書)、新潮社 (2005/10)

タイトルから想像した内容とはかなり違っていて、ノンバーバルコミュニケーション(言語以外によるコミュニケーション)について真面目に書かれた本


この本で言う「見た目」はかなり広い意味で使われていて、外観以外に、表情、匂い、しぐさ、色なども含まれ、こういったものは言葉よりもコミュニケーション手段として大きい、...というのがこの本の主張点です。


著者が関わる演劇やマンガなんどの題材でノンバーバルコミュニケーションを説明されていて、興味深かったです。


Amazonのおすすめ度を見ると、随分低いのですが、私は結構面白い内容だと思いました。