2017年12月29日金曜日

スタンフォード式 最高の睡眠



西野精治 (著):スタンフォード式 最高の睡眠,サンマーク出版 (2017/2/28)

スタンフォード大学で長年に渡って睡眠の研究をされてきた西野氏の著書.質のいい最高の睡眠をとるための方法が,最新の研究成果をもとに,解説されています.

主な主張点は,以下の2点です.
・睡眠は最初の90分がとても重要.
・睡眠の質を高めるためには,体温と脳のスイッチのオン・オフが重要.

ずっと睡眠で悩んできた私には,とても有難い一冊.

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2017年12月24日日曜日

IoTの全てを網羅した決定版 IoTの教科書



伊本 貴士 (著, 監修),‎ 末石 吾朗 (著),‎ 江崎 寛康 (著) ほか:IoTの全てを網羅した決定版 IoTの教科書, 日経BP社 (2017/8/11)

様々な物をインターネットに繋げるIoT(Internet of Things)についての解説書.IoT検定レベル1を受けるための教科書ということだ.

センサーやネットワークなどの技術的な話から法律まで,扱う範囲はかなり広いが,内容は章によっては浅い.実際にIoTを構築するためには,もっと深い知識が必要だと思う.さらに深く勉強するための参考書のリストがあると良かったのですが,...

360ページにも及ぶ分厚い本.持ち歩くにはちと重すぎる.

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2017年12月9日土曜日

日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント



池田 信夫 (著):日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント, 東洋経済新報社 (2014/12/12)

図書館でピケティに関する本を探していたら,この本しかなかった.70ページ.超薄い.このページ数でちゃんと解説できているのだろうかと思ったが,それなりにという感じだった.

資本収益率>国民所得の成長率

が成立すると格差が広がるというのが,ピケティの主張らしいが,...たしかに....素人の私にも分かるような気がする.

金持ちは株やら不動産やら資産をたくさん持っているので,その運用で金が増え,資産が増える.貧乏な人は資産がないから,こういうお金の増やし方ができない,それで格差が広がるということか.

たぶんピケティの著書はもっと難しいのだろうと思うが,私のようなド素人にはこの本で十分かもしれない.

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2017年12月2日土曜日

知らないと恥ずかしい、なのに誰も教えてくれない英語の常識

 
デイヴィッド・セイン (著), 長尾 和夫 (著):知らないと恥ずかしい、なのに誰も教えてくれない英語の常識,ディスカヴァー・トゥエンティワン (2001/11/25)

日本人にはあまり知られていない英語の50の常識を取りあげ,解説しています.

たとえば,teeter-totter「シーソー」といった,アメリカ人なら誰でも知っているけど,我々の多くは知らないという言葉や常識です.

一つ一つが問題形式になっていて,正解すると得点が得られます.巻末に英語力診断があり,総合得点で自分の英語力が分かるようになっています.

しかし,デイヴィッド・セインさん,いったい何冊本を書いているのだろう?なんかすごいな,この人.

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2017年11月25日土曜日

知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先 (角川新書)



池上 彰 (著):知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先 (角川新書) ,KADOKAWA (2017/7/20)

トランプさんのアメリカファーストやイギリスのEU離脱など,現在起こっている世界の状況と,それが起こった過去からの経緯を分かりやすく解説しています.

池上 彰さんらしい,とても読みやすい文章.ページ数は多いものの,すらすら読めてしまいます.

就活対策などで,世界情勢をざっと頭の中に入れるには,とても良い本だと思いました.

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2017年11月18日土曜日

「カジュアル系」英語のトリセツ


ルーク タニクリフ (著):「カジュアル系」英語のトリセツ,アルク (2017/8/7)

図書館で借りた4冊の本の中に,なぜか紛れ込んでいたこの本.「ありゃ,この本,借りるつもではなかったのに...」と思いながら,表紙を見たら,Lukeの文字が目に飛び込んできた.

「えっ,Lukeって,もしかして,あのLukeさん?」

"英語with Luke"は英語学習者にはとても有名なブログで,私もよく拝見していたが,そのLukeさんが本を書いているとは知らなかった!

内容は,ネットでよく見かけるとてもカジュアルな英語の解説です.たとえば,
Dunno.「知らない」
Hey bro.「よお」
といった,とても英語とは思えない暗号のような言葉や若者言葉などを取りあげています.

巻末には,こういった言葉のindexがあるので,チャットなどで分からない言葉を見かけたら,これで調べればOK.

これまでにないとてもユニークな本だと思います.

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2017年11月11日土曜日

行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)

 

杉山 尚子 (著):行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書),集英社 (2005/9/16)

知らない世界に触れてみたいと思って,なんとなく手に取った一冊でしたが,これがなかなか良かった.

本書で解説されている行動分析学は,文字通り「行動を分析する学問」です.心理学の一分野でありながら,”心”を扱わない.行動を,心ではなく,行動随伴性(行動に伴って起こる出来事)で理解するというもの.

具体的な例を多用した解説はとても分かりやすい.ところどころに著者の私的な話が散りばめられていて,それがクッションのようで良いと思う.”ビール”がやたら出てくるが,著者はビール好きの方なのかな?

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2017年11月3日金曜日

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)



河合 雅司 (著):未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書), 講談社 (2017/6/14)

胸に突き刺さる一冊.

少子化による人口減少と高齢化によって,これから何が起こるかについて,年代順に解説している.また,それに対する10の方策を提案している.

女子中学生の「大人たちは何かを私たちに隠している」という言葉はぐさりと来た.大人たちはあまりにも無責任すぎたのではないか?若い人たちの未来を真剣に考えないといけないと痛切に感じた.

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2017年10月28日土曜日

絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68 (サイエンス・アイ新書)



三宅 陽一郎 (著), 森川 幸人 (著, イラスト):絵でわかる人工知能 明日使いたくなるキーワード68 (サイエンス・アイ新書),SBクリエイティブ (2016/8/27)

人工知能の用語集でありながら,初学者向け解説書としても使える本.扱っている範囲はかなり広い.最初から読んでいってもいいし,途中から読んでも(たぶん)ちゃんと理解できると思います.でも,ちょっと分かりにくい文もあるかな?

イラストは可愛くて良いのですが,イラスト内の文字は読みにくかったです.

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2017年10月21日土曜日

老人一年生 老いるとはどういうことか (幻冬舎新書)

 

副島 隆彦 (著):老人一年生 老いるとはどういうことか (幻冬舎新書) ,幻冬舎 (2017/5/30)

著書多数の副島氏ですが,こんな本も書くのか!

“老人=痛い”,”医者,とくに整形外科医は信用できない”,が主な主張点.痛みに悩まされる私には共感できる部分が多いです.

書かれていることが正しいかどうかは別として,短い文をマシンガンのように連打する文章は歯切れがよく,内容もとても痛快.なかなか面白い!

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2017年10月16日月曜日

ぶれない―骨太に、自分を耕す方法



平山 郁夫 (著):ぶれない―骨太に、自分を耕す方法,三笠書房 (2008/8/1)

若い人にぜひ読んで欲しい一冊.

画家として有名な平山郁夫氏.この方が本を書いているというのをそもそも知らなかった.そして,その内容ですが,「基礎練習の反復と教養が重要で,そこから個性が生み出される」といった,平山氏の経験に基づく人生の指針です.

すばらしい本だと思います.

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2017年10月1日日曜日

衰えない脳は14日でつくれる 今すぐ始める7つの生活習慣

 
久保田 競 (著):衰えない脳は14日でつくれる 今すぐ始める7つの生活習慣, 大和書房 (2008/11/20)

神経科学の専門家が説く「衰えない脳をつくる方法」.著者自身が実践されていて,また研究成果も多数引用されているので,説得力があります.

本書で提案されている7つの生活習慣は以下の通り.
・食事は1日3回・腹八分目・美味しく食べる
・コミュニケーションをとる
・肥満にならない
・刺激を与え,マンネリを避ける
・ブログをつける
・エクササイズをする
・ご褒美制度を採り入れる

以上のうち,著者が特に強調しているのは食事とエクササイズです.

本書を読んで個人的に認識したこと,...それは,「私は脳の10野が弱い」ということ.衰えたからではない.子供の頃から弱いのだ.そんな私でも7つの習慣は効果があるのだろうか?

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2017年9月27日水曜日

もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら



神田 桂一 (著), 菊池 良(著):もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら,宝島社 (2017/6/7)

今,話題の本ではあるのですが,....

様々な文豪や有名人などの文体でカップ焼きそばの作り方を書いた,という本ですが,読み始めて50ページぐらいで飽きてきた.それでも読み続け,150ページあたりから,妙な感覚に襲われる.アホらしい感じを通り越して,口元に笑みがこぼれる.

何や,この感覚は?

ランナーズ・ハイならぬ,リーダーズ・ハイとも言うべき不思議な感覚だ!(リーダーは,もちろんleaderではなく,readerの方です)

途中で読むのを止めると,「つまらない」だけで終わってしまうかも?

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2017年9月24日日曜日

巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト (ブルーバックス)



武村 政春 (著):巨大ウイルスと第4のドメイン 生命進化論のパラダイムシフト (ブルーバックス),講談社 (2015/2/20)

比較的最近発見された巨大ウイルス.単にでかいだけではない,という話.

これまでのウイルスとは異なる能力を持つ巨大ウイルスがどのようにして出現し,生命の進化にどう関わってきたか,他のウイルスや生物との関係はどうなっているのか,などについて,生物学が専門でない人にも分かりやすい文章で書かれています.

著者の武村氏の本の読むのは初めてですが,この方の文章,すばらしいです!

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2017年9月17日日曜日

ヤバい心理学 (日文新書)


神岡 真司 (著):ヤバい心理学 (日文新書),日本文芸社 (2013/7/30)

インパクトのあるタイトル.アマゾンの評価はいまいちですが,どうなんだろうと思いながら読みましたが...

人の表情,しぐさ,言葉などから,その人の心や性格を読み取る方法について書かれています.

この本,ヤバいとまではいかないまでも,そこそこ良いと思いました.

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2017年9月2日土曜日

論理が伝わる 世界標準の「議論の技術」 Win-Winへと導く5つの技法 (ブルーバックス)



倉島 保美 (著):論理が伝わる 世界標準の「議論の技術」Win-Winへと導く5つの技法 (ブルーバックス) ,講談社 (2015/5/21)

本書では,相手を打ち負かすような議論ではなく,お互いにWin-Winの結論を導く議論の方法が書かれています.

しかし,これは,なかなか難しい!

本書で書かれていることは,どれも納得のいくものです.ただ実践となると,一朝一夕にはできそうにないです.

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2017年8月26日土曜日

老けるな!―脳と体を若返らせる68の方法



坪田 一男 (著):老けるな!―脳と体を若返らせる68の方法,幻冬舎 (2007/04)

なかなかインパクトのあるタイトル.著者が秋元康さんに頼んで付けてもらったタイトルだそうだ.

肉体的にも精神的にも若さをキープする方法や危険を避ける方法などが紹介されています.

各方法の科学的な根拠はそこそこしか述べられていませんが,医師である著者が自ら実践しているということで説得力があります.

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