2015年12月28日月曜日

長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?

長尾 和宏 (著):長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?、 ブックマン社 (2015/7/30)

癌は治療せずに放置すればよい、という近藤誠理論に対する反論本です。

読み物としては面白いと思います...が、科学的なデータを挙げて、反論して欲しかった。でないと説得力に欠けます。

著者は、「近藤誠氏が橋下徹氏に似ている」と書いていましたが、もう一人、似ている人が思い浮かびました。それは武田邦彦氏だ。風潮に抗うことを言って、大衆受けを狙う。分野は違うものの絶対似ている、というより同類と言うべきか?

2015年12月23日水曜日

音読で英会話をモノにする本 (英会話・音読マスターシリーズ)

ブレーブン スマイリー (著), 岩村 圭南(著):音読で英会話をモノにする本 (英会話・音読マスターシリーズ),アルク (2000/7/1)

ブレーブン スマイリー さんと岩村圭南さんのコンビで、英語学習の本をたくさん書かれています。本書はそのうちの一冊。

一つの見開きで、一つのテーマとそれに対する対話文、そして解説が書かれています。音読することを想定した構成になっていると思います。紹介されているフレーズの数は、ちょっと少な目かな?

ブレーブン スマイリー さんって、ネットで調べても略歴が見当たらないのですが、ネイティブスピカーの方ですよね?

2015年12月19日土曜日

新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで (ブルーバックス)

審良 静男 (著), 黒崎 知博 (著):新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで (ブルーバックス) 、講談社 (2014/12/19

免疫学の基礎から最新の研究成果まで紹介されています。

事実だけを伝える学術書のような堅苦しさはなく、読者を引き付ける、いかにもブルーバックスらしい文章です。すばらしいです!

この本を読んで、免疫の仕組みでまだ解明されていないことがたくさんあることを知り、少々驚きました。

2015年12月8日火曜日

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

佐野 洋子 (著):100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)、講談社 (1977/10/19)

この絵本を読むきっかけは、「100万分の1回のねこ」という本を新聞で見かけたから。「100万回生きたねこ」に捧げる短篇集で、谷川俊太郎をはじめとする13人の著名な方々による執筆です。そう言えば、この名作と名高い「100万回生きたねこ」をまだ読んでなかったな、と思い、読むことにしました。

愛される側だった時は分からなかったことが、愛する側になってみて分かった、というような話だと思います。分かるまでこの猫を神様が生き返らせたのだろうか?100万回も生きたことは、猫に課せられた試練だったのか?100万回も死んで、自分を愛してくれた様々な人々を泣かせ、そして、最後に泣かせた分だけ自分が泣いて、やっと永遠の眠りにつくことができた、ということなのだろうと思います。

絵本ですが、子供には分かるのでしょうか?これ、大人向けでしょ。
   

2015年12月2日水曜日

これだけ!分析化学 (これだけ!シリーズ)

西本 右子 (著):これだけ!分析化学 (これだけ!シリーズ) 、秀和システム (2015/2/3)

ものを化学的に分析する様々な方法が紹介されています.

いやはや,まいったな,この本.

アマゾンのカスタマーレビューに書かれている通りの本です.さらに追加で言えば,誤字脱字がとても多い.校正はちゃんとされたのでしょうか?ある意味,一読の価値があるかもしれません.