2015年8月29日土曜日

記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門 (講談社選書メチエ)

谷口 忠大 (著):記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門 (講談社選書メチエ) 、講談社 (2014/6/11)

図書館で見つけたよく分からないタイトルの本。

「何、これ?」と思いましたが、この分からないタイトルが私を引き付けてしまった。未知の世界に出会うときのワクワク感を持って、読むことにしました。

内容はというと、...ロボットの感覚器(視覚、聴覚、触覚など)で外界から得たデータと運動器(ロボットの腕など)による外界に対する操作を通して、ロボットが言語を学習したり、概念を獲得したり、というお話。まるで言葉も知らない幼児が学習するようで、人工知能もここまで来たかと、驚きました。

かなり専門的で難しいです。ある程度の予備知識がないと、読み通すのは困難かもしれません。文章には、軽さはなく、かなりしっかりした堅い文だと思います。

著者の谷口忠大さん、どこかで見たことのある名前だと思ったら、ビブリオバトルの考案者でした。

2015年8月23日日曜日

今日も嫌がらせ弁当

ttkk (著):今日も嫌がらせ弁当、 三才ブックス (2015/1/28)

反抗期の娘に対する嫌がらせのため、3年間作りつづけたキャラ弁。キャラ弁の写真とエッセーから構成されています。

この手の込んだキャラ弁の数々、すごいとしか言いようがないです。

目的は「嫌がらせ」だと著者は書いていますが、これはどう見ても「愛」でしょ。娘への深い愛情が無ければ、こんなことできません。

最後の娘の感謝の言葉には、ちょっと目頭が熱くなりました。

2015年8月16日日曜日

悩む力 (集英社新書)

姜 尚中 (著):悩む力 (集英社新書)、集英社 (2008/5/16)

生きることの意味や自分の存在する意味などを考え、悩めという、...なかなか重い内容です。

でも、最後の章で、私に圧し掛かった重みは見事なまでも消え去りました。姜さんが役者をやりたいとは...姜さんが演技しているシーンが目に浮かびました!

この最後の章については、アマゾンのレビューを見ると、批判も多いようですが、この本を重苦しいまま終わらせないために、著者は意図的にこの章を入れたのではないか思います。

2015年8月9日日曜日

知識ゼロからのダーウィン進化論入門

佐倉 統 (監修):知識ゼロからのダーウィン進化論入門、幻冬舎 (2010/5/10)

進化論の紹介だけでなく、ダーウィンの人生や交友関係、ビーグル号での世界一周の航海などについても書かれていて、とても興味深い。

ダーウィンって、...大学の研究者とかではなくて、収入を得るための仕事は何もしてなかったのですね。裕福な家柄はええなあ~。

2015年8月2日日曜日

あなたの英会話、もうちょっとで完璧です。

ディビッド・A. セイン (著), 小池 信孝 (著), David A. Thayne (原著):あなたの英会話、もうちょっとで完璧です。、主婦と生活社 (2004/01)

ただ伝わればいいという英語ではなく、相手に好感を与えるフレーズについて書かれています。今までに(たぶん)ないタイプの英会話の本だと思います。

海外旅行を想定して、いろいろな場面で使えるていねいなフレーズが満載。

最後の方で、明らかに間違っている箇所がありました。この点だけ、ちょっと残念!