2014年7月6日日曜日

これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 (ちくま新書)

孫崎 享 (著):これから世界はどうなるか: 米国衰退と日本 (ちくま新書)、筑摩書房 (2013/2/5)

本書では、アメリカの衰退に伴い、世界がどう変わるかについて、様々な専門家や政治家の主張や思想を紹介し、議論しています。

この本の最後の総括で、「米国が超大国としての地位を落としても、世界は必ずしも不安定になりません」と書かれていますが、既に世界各地で次々と紛争が起こり、不安定化してきています。

また、「国家間の相互依存関係を構築することにより、紛争はなくせる」とありますが、これは依存レベルが対等な場合であって、中国とベトナムのように国力が違いすぎると、この考え方は通用しないように思えます。

世界はこれからどうなっていくのでしょうか?どうすれば紛争を防げるのでしょうか?なにか大変な時代をむかえつつある、というのはすごく感じました。

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