2026年5月30日土曜日

ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

アシュリー・ウォード (著):ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う 、 ダイヤモンド社、2024/3/27

集団で生きるさまざまな生き物の社会性について解説した一冊です。

本書では、オキアミやシロアリ、魚、渡り鳥、ネズミ、ゾウ、ライオン、クジラ、類人猿など、実に幅広い生物が取り上げられており、それぞれの生態を通して「集団で生きるとはどういうことか」が多角的に示されています。

読み進めていくと、協調や助け合いだけでなく、搾取や裏切り、上下関係、争いといった側面も数多く描かれており、その様子が人間社会と驚くほど似ていることに気づかされます。この点が本書の大きな魅力であり、単なる動物の話にとどまらず、人間という存在についても考えさせられました。

700ページを超える分厚い本で、読み応えは十分ですが、どの章も興味深く、飽きることなく読み進めることができました。

かわいらしいシジュウガラがコウモリの脳を食べるというエピソードには強い衝撃を受けました!

全体として、本書は動物行動学の入門書でありながら、その枠を超えて「社会とは何か」を考えさせてくれる、非常に読み応えのある一冊でした。

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