僕とアリスの夏物語 人工知能の,その先へ (岩波科学ライブラリー 309)

 

谷口 忠大（著）：僕とアリスの夏物語 人工知能の,その先へ (岩波科学ライブラリー 309)、岩波書店 (2022/1/15)

著者はビブリオバトルの考案者として有名ですが、本書では著者の専門分野の記号創発ロボティックス（人が環境と相互作用することで概念や言語を獲得していく過程を，AIやロボ ティクスの技術を用いて再現する研究分野）を小説形式で解説しています。

小説の形態で専門分野を解説するという手法はときどき見かけますが、その場合、かなり噛み砕いた説明になっていることが多いと思います。しかし、この本は違います。本格的です。私は同著者の別の本を過去に読んでいたので、専門の話に何とかついていけましたが、まったく予備知識のない人はとても難解に感じるかもしれません。

小説の部分はとても面白いです。映画化してもいかも？

それと表紙のイラスト，かわいいですね！

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