2012年11月18日日曜日

すらすら読める歎異抄

ひろ さちや (著):すらすら読める歎異抄、講談社 (2003/7/14)

歎異抄は、浄土真宗の開祖である親鸞の語録集です。親鸞の死後、親鸞の教えが歪められ、それを嘆いて親鸞に師事していた唯円が書いた、と言われています。

 以前読んだ「すらすら読める養生訓」が読みやすくて良かったので、この本もきっと読みやすいのだろうと思って、読んでみたのですが、...

「すらすら」とは読めませんでした。内容はなかなか難しいです。原文はもちろん、現代語訳を読んでもよく理解できない部分がありました。

それと、現代語訳に再三登場する「お念仏」や「お浄土」という「お」の字が気になりました。原文には「お」は付いていません。このことから、この本は単なる古典の解説本ではなく、著者であるひろさちや氏の信仰心の入った仏教書である、と思いました。

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