アストリッド・リンドグレーン (著),大塚 勇三 (翻訳) :長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 14)、岩波書店、2000/6/16
嘘をつきまくり、行儀も悪く、自分勝手な少女ピッピが、自由奔放に生きる様子を描いた作品です。
以前、『トム・ソーヤの冒険』を読んだときには、トム・ソーヤがずいぶん無茶苦茶な子供だと思いましたが、ピッピはそれ以上です。大人の言うことを聞かず、自分の思うままに行動するピッピの姿には、驚かされると同時に、あきれてしまう場面もありました。
もし身近にこんな子がいたら、大人はかなり不快に感じるのではないでしょうか。本書を子供には読んでほしくないと思う親がいても、不思議ではないと思いました。
一方で、ピッピの自由さや、大人の常識にとらわれない考え方には、子供ならではの面白さもあります。だからこそ、長い間、多くの子供たちに読み継がれてきたのでしょう。行儀のよい子供を描いた物語とは正反対だからこそ、独特の魅力がある作品だと思いました。
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