2025年3月29日土曜日

新装版 京都 ものがたりの道


彬子女王 (著):新装版 京都 ものがたりの道、毎日新聞出版 (2024/7/16)

京都の通りにまつわるエッセイ集。

私は京都の町を歩き回るのが好きで、ところどころにある歴史的な事柄を示す石碑を見つけては京都1000年の歴史を感じています。

本書を読んで、今まで訪れたことのない通りや知らなかった逸話を知り、ここも歩いてみたいという気持ちでいっぱいになりました。

京都の町並みに興味のある人や、歴史に触れながら散策を楽しみたい人にとって、本書は新たな発見をもたらしてくれる一冊です。

2025年3月22日土曜日

「名前が出てこない」「忘れっぽくなった」人のお助けBOOK


加藤 俊徳 (著):「名前が出てこない」「忘れっぽくなった」人のお助けBOOK、主婦の友社 (2023/7/13)

物忘れを防ぐための具体的な方法が紹介されています。日常生活の中で手軽に取り入れられる実践的なアドバイスが多く、とても参考になりました。

主な方法として、以下のようなものが挙げられています。

・メモを取る
・コミュニケーション
・日常に変化をつけ楽しむ
・手書きの日記をつける
・口、手、足を動かすエクササイズ

今まで見たこともないエクササイズもあって、面白いと思います!

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2025年3月15日土曜日

飛ぶ教室


エーリヒ ケストナー (著), 池内 紀 (翻訳):飛ぶ教室、新潮社 (2014/11/28)

タイトルを見たとき、ファンタジーかSFかと思い込んでいました。しかし、実際に読んでみると、とても現実的で、人間味あふれるお話でした。

舞台はクリスマス前のドイツの寄宿舎。他校生との争いや、子供たちと大人との関係、上級生と下級生との上下関係、そして友情や成長が丁寧に描かれています。

時にユーモアを交えながらも、温かさと深みのあるストーリーが心に残りました。

最後は目頭が熱くなる素敵な話でした。

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2025年3月8日土曜日

スマート農業 (やさしく知りたい先端科学シリーズ11)


中野 明正 (著):スマート農業 (やさしく知りたい先端科学シリーズ11),創元社 (2024/5/17)

先端科学技術を活用した農業について広く浅く解説した入門書です。

ロボットやドローン、AI、ICTなどの技術が農業にどのように応用されているか、具体的な事例とともに紹介されていて、非常に興味深かったです。

全体的に分かりやすく、専門知識がなくても読み進めやすい内容だったため、スマート農業に興味を持つ入門者にとって良い一冊だと感じました。

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2025年3月1日土曜日

世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術)


黒柳 徹子 (著)ほか21名:世界を平和にするためのささやかな提案 (14歳の世渡り術),河出書房新社 (2015/5/26)

こういう時代だから、こんな本を読みたくなりました。

様々な分野の22名の方々が世界を平和にするための提案をされています。

一人の意見を信じ込んで毒されるのではなく、このように多様な意見に触れることはとてもいいことだと思います。

色々な話があるなかで、ちょっと驚いたのは、田中優氏の「紛争の原因を考えよう」です。ほとんどの紛争地は資源が絡んでいるとのことで、例として挙がっていたのが、ガザ沖のガス田、ウクライナのガスパイプライン...、えっ、知らなかった!しかも本書はウクライナ戦争の前に書かれた本です。

あまり評判にはならなかった本ですが、素晴らしいと思います。中学生向けに書かれた本ですが、大人にも読んでほしい一冊です。

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