2011年10月29日土曜日

百歳

柴田トヨ (著) :百歳、飛鳥新社 (2011/9/13)

今年で100歳になる柴田トヨ さんの詩集。前作の処女詩集「くじけないで」に続く第2詩集です。

この方の詩は、心の思うままに書いたのではなく、かなり推敲されているという印象を受けました。言葉の選び方や表現の仕方を見ると、かなり時間をかけて書かれたのではないでしょうか。

今回の詩集で一番心に残ったのは、次の一節です。

「人生に
当たり外れなんて
ないのよ
気持次第で
青い空が見えてくる」

やはり気持ちの持ちようなのですね。私もそう思って生きていきたい!

そして、詩の一節ではないのですが、次の最後の言葉もとても心に響きました。

「人にやさしくする。そして、やさしくしてもらったら忘れない。これが百年の人生で学んだことです。」

私はこれまで様々な人からやさしさをもらい、そして、この詩集からたくさんのやさしさを頂きました。この詩集を読んで、自分の生き方を今一度見つめなおしたいと思いました。

ありがとう!トヨさん。

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