2011年10月16日日曜日

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

福岡 伸一 (著):生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)、講談社 (2007/5/18)

面白く、かつ読みごたえのある一冊。さすが、『読んで面白かった新書(朝日新聞2011年7月16日に掲載)』でランキングトップの本だ!

この本では、生物の摩訶不思議で、複雑で、しかも精巧なメカニズムが、いくつか紹介されています。どれも驚嘆に値します。本来、専門的な内容ですが、それを、福岡さんの、とても理科系とは思えない文系的な文章力で、かっこよく解説されています。

しかし、この生物の複雑なメカニズム、いったいどうやって作られたのだろう?偶然の積み重ねで、はたして作られるのだろうか?

私にはとてもそうは思えない。

サイエンスに神の存在を持ち出してはいけない、というようなことを益川さんが「大発見」の思考法で書いていたけど、何かそんな超越したものを考えたくなってしまいます。


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