2011年5月8日日曜日

エッシャーとペンローズ・タイル (PHPサイエンス・ワールド新書)

谷岡 一郎 (著):エッシャーとペンローズ・タイル (PHPサイエンス・ワールド新書) 、PHP研究所 (2010/5/21)

中学生に好きな芸術家は誰かと尋ねると、エッシャーとこたえる人は結構多いそうです。私もその一人でした。もちろん、大人になった今でも大好きです。

2次元平面の中に不思議な空間を創出するエッシャー。誰もが魅了されたことと思います。それに対して、この本で取りあげられているもう一人の人物、ペンローズ、を知る人は少ないと思います。

ペンローズは有名な物理学者だそうなのですが、この本では、彼が考案したペンローズタイルについて詳しく解説されています。このペンローズタイルは2種類の図形で平面を埋め尽くすものです。この本ではさらにイスラムと日本の文様も紹介されています。実に様々なデザイン・文様のオンパレードです。

この本を読んで、その内容以上に驚いたことがあります。それは著者の略歴。てっきり芸術に関わる人かと思ったら、なんと法学部の出身で専門は犯罪学!さらに驚いたのは、わずか41歳で大学学長、49歳で理事長をされている。いったいどんな人なんだろう!?



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