2012年5月26日土曜日

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫)

野矢 茂樹 (著):はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内 (PHP文庫) 、PHP研究所 (2004/08)

考えるとはいったいどういうことか?そして、考えるという行為をどのように行うのか?そういったことに、若者に語りかけるような口調で答えてくれる本です。

文章と関係ないイラストに違和感を覚えながら読み進めました。そして、最後のあとがきで「挿し絵ではなく、絵は絵でひとつの物語を作りたい。それで最後に文章と絵が交わるような、そんな一連のイラスト」と書かれているのを見て、私はハッと思い、慌てて最初からイラストだけを見ていきました。イラストから想像を膨らませ、イラストに描かれた主人公は「問題を抱え、その問題のまなざしでものごとを見る」ことを2ヶ月にもわたりしていたんだ、ということにハタと気づきました。

なんて素敵な本なんだ!

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