2010年10月21日木曜日

国家の品格 (新潮新書)

藤原 正彦 (著): 国家の品格 (新潮新書)、新潮社 (2005/11)

論理と合理は大事だがそれで全てを決めるのはダメ、民主主義はダメ、小学校での英語教育はダメ、金儲け至上主義や何でも市場原理で決めるのはダメ、そして、日本の情緒、形、武士道精神が必要、というのが主な主張点です。読んでみて、確かにそうだなと思える部分は結構ありました。

この本の楽しみ方は2通りあります。一つは書いてあることを全て信用して読む楽しみ方。そしてもう一つは、著者の奥さんが言っているように「話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷」だと思って読む楽しみ方です。
個人的にはかなり偏見・先入観が入っているように感じましたが、そう思って読むのもそれはそれで楽しいと思います。私は少なくとも不快にはならなかったです。

著者は数学者なのに、専門外のことをいろいろご存じで驚きます。

たぶん相当変わった人なんだろうな?でも、何か憎めないです。でも、...同じ職場にこんな人いたら嫌だな(笑)。

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