村上たかし:星守る犬,双葉社 (2009/07)
何度も読み返し,何度も泣きました.
病気を患って,リストラされてしまい,さらに離婚.そんなお父さんと犬が旅に出る話です.
お父さんも犬も死んでしまうところは,フランダースの犬を彷彿させます.でも, フランダースの犬との大きな違いは,この話は現代の日本では普通に起こりうることであり,そして,私達自身がこのお父さんのようになりうるという点です.このため,お父さんに自分を重ね合わせて読んでしまいます.
先日,紹介した「しがみつかない生き方」に書かれていましたが,今の日本では,いったんレールから外れてしまうと,生きること自体が困難な状況になる.そのことを改めて感じてしまいました.
現在,映画化が進行中とのこと.来年の夏に公開される予定だそうで,今から楽しみです.
余談ですが,作者の村上たかしさんが私と同じ町に住んでいることを知り,びっくりしました.
3 件のコメント:
懐かしい本!
天国できっと幸せに・・。
続編はやくよみたいなぁ~
コメント、ありがとう!
とりあえずは、来年公開の映画を楽しみにしています。西田敏行が主演だそうです。
(先の匿名コメント送り主です)
映画化されるのですか!!!
愉しみです!・・いや、観たらきっと辛くて泣くな・・(確実)。
映画化は嬉しいのに、観る前からその時の悲しさを想像してしまう・・でも観る!
よい情報、ありがとうございます。
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