2010年9月26日日曜日

つながりの科学―パーコレーション (ポピュラー・サイエンス)

小田垣 孝 (著): つながりの科学―パーコレーション (ポピュラー・サイエンス) 、裳華房 (2000/05)


この本は、あまり聞き慣れないパーコレーションを解説したものです。パーコレーションとは、うわさ話が人から人へと伝わっていく時の人と人とのつながりや、水道管のつながり、碁盤上の碁石のつながりなど、様々なつながりを科学的にとらえたものです。

「一人の人が平均4.5人以上の人に情報を伝えると、その情報は全国に広がる」や「ビンゴゲームで、約60%の穴があいたときにビンゴになる人が多い」など、身近な事例を使ってパーコレーションを解説されていて、とても面白かったです。

科学を扱う本ですが、数式はほとんど出てこないので、一般の人でも読めると思います。でも、若干難しい箇所もあります。




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