2010年10月30日土曜日

携帯電話は人工知能の夢を見るか?

溝口 文雄 (著): 携帯電話は人工知能の夢を見るか?―計算機械から知識活用システムへ (東京理科大学・坊ちゃん選書) 、オーム社 (2009/11)


肩すかしにあったような感じです。


私は学生の頃に著者の溝口先生の本を読んで人工知能の勉強をしました。その溝口先生の書かれた本ということで読んだのですが、...


本のタイトルにある携帯電話の話は、本の最後の方の40ページだけ。他はコンピュータの歴史の話です。本の魅力的なタイトルに魅かれて読んだ人はたぶん落胆されるのではないかと思います。


でも、最後の40ページはなかなか面白いと感じました。今までブラックボックスだった携帯電話がアンドロイドの出現で、ユーザが独自にアプリケーションを作れるようになる。これは大学の研究者にとっては、かなり魅力的なことで、携帯電話を利用した研究が一気に進むような予感を感じました。

0 件のコメント: