ジョナサン・スウィフト (著), 加藤 光也 (翻訳):ガリバー旅行記 (21世紀版・少年少女世界文学館 第4巻),講談社 (2010/10/19)
有名な小人国の話は以前から知っていましたが、それ以外の内容は知らなかったため、今回改めて読んでみました。
本書には、小人国のほかに、大人国、空飛ぶ島、馬の国の話が収められています。児童向けにわかりやすく解説が付けられており、たいへん読みやすかったです。
飛ぶ島の名前は「ラピュータ」。スタジオジブリのアニメ作品のタイトルは、ここから取られているのだと分かり、興味深く感じました。
物語全体に、人間社会に対する風刺が巧みに織り込まれており、どの描写が何を風刺しているのかを考えながら読むと、より一層楽しめると思います。単なる児童文学ではなく、風刺小説としての深みもある作品でした。
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2025年5月31日土曜日
2025年5月24日土曜日
遊女と遊郭の色世界 (KAWADE夢文庫)
博学こだわり俱楽部 (編集):遊女と遊郭の色世界 (KAWADE夢文庫) 、 河出書房新社 (2010/1/1)
「べらぼう」で遊郭という社会に興味を持ち、本書を読んでみました。
現在の風俗と共通する部分が多々あって、「この時代からそうだったんだ」と、驚くことが多かったです。
一方で代表的な遊郭である吉原は階級社会で格式張っていて、流行・ファッションの発信地という、現代とは異なる点も興味深かったです。
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「べらぼう」で遊郭という社会に興味を持ち、本書を読んでみました。
現在の風俗と共通する部分が多々あって、「この時代からそうだったんだ」と、驚くことが多かったです。
一方で代表的な遊郭である吉原は階級社会で格式張っていて、流行・ファッションの発信地という、現代とは異なる点も興味深かったです。
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2025年5月17日土曜日
2025年5月10日土曜日
手術はすごい (ブルーバックス B 2283)
石沢 武彰 (著):手術はすごい (ブルーバックス B 2283),講談社 (2025/1/23)
本書では、手術の計画と実施の流れ、手術で使用される機器や道具、基本的な手技から応用的なテクニック、さらに具体的な症例ごとの手術の様子について、詳しく紹介されています。
知らなかったことが満載で、脳がとても刺激されました。
2025年5月3日土曜日
粒子線治療がしっかりわかる本
日本放射線腫瘍学会 広報委員会/粒子線治療委員会 (著):粒子線治療がしっかりわかる本、 法研 (2023/9/15)
本書は、がん治療の一つである粒子線治療について、一般の読者にわかりやすく解説した本です。
従来のエックス線による放射線治療では、病巣だけでなく周囲の正常な細胞にもダメージを与える可能性がありますが、粒子線治療ではその影響が比較的少ないことが大きな利点であると理解できました。
また、全国にある26の治療施設が紹介されており、実際に受けられる場所についての情報も得ることができました。
読んでいくうちに、思っていたほど“万能”というわけではないのか、という印象も受けました。
本書は、がん治療の一つである粒子線治療について、一般の読者にわかりやすく解説した本です。
従来のエックス線による放射線治療では、病巣だけでなく周囲の正常な細胞にもダメージを与える可能性がありますが、粒子線治療ではその影響が比較的少ないことが大きな利点であると理解できました。
また、全国にある26の治療施設が紹介されており、実際に受けられる場所についての情報も得ることができました。
読んでいくうちに、思っていたほど“万能”というわけではないのか、という印象も受けました。
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