2023年6月24日土曜日

たけくらべ・山椒大夫 (21世紀版・少年少女日本文学館1)

 
森 鴎外 (著), 小泉 八雲 (著), 樋口 一葉 (著):たけくらべ・山椒大夫 (21世紀版・少年少女日本文学館1)、講談社 (2009/2/24)

21世紀版・少年少女日本文学館は全20巻あります。このシリーズは少年少女向けということで、全ての漢字にふりがながふってあり、また、現在では存在しない物事や難しい言葉には解説があって、なかなか良いと思います。

本書はその第一巻で、明治時代の3名の文豪の以下の短編小説が掲載されています。

たけくらべ(樋口 一葉):大人の階段を上り始める少女と少年たちの淡い恋を吉原を背景に描いた作品.
山椒大夫(森 鴎外):母親と引き裂かれた姉弟の運命やいかに!
高瀬舟(森 鴎外):苦しむ弟を楽にさせるために殺した男の話.
最後の一句(森 鴎外):死罪が決まった父を救うため自分を犠牲にしようとする子供たちの話.
羽鳥千尋(森 鴎外):ある男の自己PR文。こんな長い手紙を書く人いないでしょ!
耳なし芳一のはなし,むじな,雪おんな(小泉 八雲):いずれも超有名な怪談。

本書の初めの方に森鴎外の11歳の時の写真があるのですが、少女のようで、驚きました。

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