西垣 通 (著):ビッグデータと人工知能 - 可能性と罠を見極める (中公新書),中央公論新社 (2016/7/20)
夢物語ばかり語るAI本や技術書とは一線を画す読み応えのあるハードな本.
ビッグデータと人工知能の良い所だけでなく,負の側面や批判もしっかり書かれているのがいい.特にAIでよく話題に上るシンギュラリティを「馬鹿馬鹿しい」,「滑稽きわまる幻想」と言い切ったのには,正直,すっきりした.
ビッグデータと人工知能に関わる思想,およびその欧米と日本の違いも書かれていて,背景や底流にあるものがなんとなく見えた気がした.
難しい記述もあるが,なかなかの良書だと思う.
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