2014年2月9日日曜日

アインシュタインは語る

Alice Calaprice (原著), 林 一 (翻訳):アインシュタインは語る、大月書店 (1997/02)

あのアインシュタインは何を語ったか...?

アインシュタインの言葉が、Alice Calapriceによって「家族について」、「人間について」といった項目ごとに分類されています。専門的な話はなく、様々な人に出した手紙から引用した言葉が多いです。

この本からは、アインシュタインは平和を希求する人で、自分が有名になったことに違和感を感じ、どちらかというと孤独を好んだ、といったことが分かりました。

キュリー夫人がある物理学者と良い仲になっているかもしれない、といった下世話な話は面白かったのですが、理解するのに苦労する文も多かったです。文章を見た感じでは、訳者はたぶん原文に忠実に訳されたのではないかと推測します。このことが理解を難しくしているのかもしれません。訳に関しては、以前読んだニーチェの言葉とは対照的な印象を受けました。


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