2010年6月9日水曜日

仮説力ーできる人ほど脳内シミュレーションをしている


竹内 薫 (著) :仮説力ーできる人ほど脳内シミュレーションをしている、 日本実業出版社 (2007/1/25)

科学の分野では,仮に説を(つまり仮説を)設定し,それが正しいかを実験やシミュレーションなどで検証していく,というのが通常のやり方です.本書では,数学や物理などの科学の話題を取り上げ、仮説の重要性を説くいています。

この本で取り上げられている科学の話題はどれもとても興味深く、面白かったです。

が、....
本のタイトルと内容が合っていません
出版社の方から「...力」というタイトルの本が売れてるので、そういうタイトルにしろと言われたのでしょうか?
「数学力」や「物理力」では売れないので、「仮説力」にしたのかな?と想像しています。

この本を読もうと思ったのは、”仮説”と”脳内シミュレーション”という言葉に惹かれたからで、てっきり仮説を設定する能力を身に付けるための方法が書かれているのかと思いました。各章には、科学の話題と仮説との関係も申し訳程度に書かれていましたが、ほとんど関係の無い話題もありました。

でも、繰り返しますが、とりあげている科学の話題は面白かったですよ。

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