中里 信和 (著):NHK出版 病気がわかる本 変わる! あなたのてんかん治療 (NHK出版病気がわかる本) 、NHK出版 (2018/11/20)
一般の人向けのてんかん治療の解説書です。
これまで読んだてんかん関連の本3冊の中では、本書が一番読みやすく、かつ、分かりやすかったです。ただ出版年が2018年で、最新の内容というわけではないのかもしれないという気はしました。
解説図やグラフ、数値データがあると、もっと良かったかもしれません。
詳細はこちらから
2025年8月30日土曜日
2025年8月23日土曜日
日本の神様 (くり返し読みたい)
前半は神話のストーリーに沿って登場する神々の役割や関わりが紹介されています。後半では、仕事や生活を支える神々、歴史上の人物が神格化された神々、そして暮らしを守る神々について解説されています。
この本を通して、日本人の精神文化の根底には神々との深いつながりがあることを学びました。今後は、神社を訪れるときにも、その背景にある神々の物語を意識しながら参拝したいと思います。
詳細はこちらから
2025年8月16日土曜日
「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る (ブルーバックス B 2247)
国立がん研究センター (編集):「がん」はどうやって治すのか 科学に基づく「最良の治療」を知る (ブルーバックス B 2247)、講談社 (2023/12/14)
本書は「がんとは何か」という基本的な説明から始まり、各種検査方法、そしてがん治療の4本柱(外科手術、放射線治療、薬物療法、がん免疫療法)について、科学的根拠に基づいてわかりやすく解説しています。
全体的に幅広い分野をバランスよくカバーしており、がん医療の全体像を短時間でつかむことができます。ただ、薬物療法の章は予備知識のない読者にはやや難しく感じられるかもしれません。
将来医師を目指す高校生には、必読の良書だと思います。
本書は「がんとは何か」という基本的な説明から始まり、各種検査方法、そしてがん治療の4本柱(外科手術、放射線治療、薬物療法、がん免疫療法)について、科学的根拠に基づいてわかりやすく解説しています。
全体的に幅広い分野をバランスよくカバーしており、がん医療の全体像を短時間でつかむことができます。ただ、薬物療法の章は予備知識のない読者にはやや難しく感じられるかもしれません。
将来医師を目指す高校生には、必読の良書だと思います。
2025年8月9日土曜日
忘れられた日本人 (岩波文庫 青 164-1)
宮本 常一 (著):忘れられた日本人 (岩波文庫 青 164-1)、岩波書店 (1984/5/16)
本書には、西日本を中心としたいくつかの地域で、筆者が長老たちから聞き取った話が記されています。主に明治から昭和にかけての昔話(特に明治時代のものが多い)が語られており、当時の人々の暮らしぶりや価値観がよく伝わってきます。
ただし、高齢の語り手による記憶違いや、話に尾ひれが付いている可能性もあるため、どこまでが事実なのか判断が難しい部分もあります。
本書を通じて私が特に印象に残ったのは、次のような点です。
・昔は男女関係がルーズだったこと
・夜這いがごく普通に行われていたこと
・妾をもつ男性が少なくなかったこと
・のんびりした生活ではなく、皆が非常によく働いていたこと
・歌を歌うことが、ほぼ唯一の娯楽だったこと
これらの点から、現代とは異なる価値観や生活スタイルが浮かび上がり、日本社会の変遷を実感しました。私たちが見落としがちな「庶民の歴史」に気づかされる一冊でした。
本書には、西日本を中心としたいくつかの地域で、筆者が長老たちから聞き取った話が記されています。主に明治から昭和にかけての昔話(特に明治時代のものが多い)が語られており、当時の人々の暮らしぶりや価値観がよく伝わってきます。
ただし、高齢の語り手による記憶違いや、話に尾ひれが付いている可能性もあるため、どこまでが事実なのか判断が難しい部分もあります。
本書を通じて私が特に印象に残ったのは、次のような点です。
・昔は男女関係がルーズだったこと
・夜這いがごく普通に行われていたこと
・妾をもつ男性が少なくなかったこと
・のんびりした生活ではなく、皆が非常によく働いていたこと
・歌を歌うことが、ほぼ唯一の娯楽だったこと
これらの点から、現代とは異なる価値観や生活スタイルが浮かび上がり、日本社会の変遷を実感しました。私たちが見落としがちな「庶民の歴史」に気づかされる一冊でした。
2025年8月2日土曜日
僕には鳥の言葉がわかる
鈴木 俊貴 (著):僕には鳥の言葉がわかる、小学館 (2025/1/23)
著者が行っている、鳥の「言葉」を解明する研究について書かれた一冊。
研究といっても、内容は決して堅苦しくなく、研究に直接関係のないエピソードも含まれていて、読んでいてとても楽しい気持ちになります。
著者が行っている、鳥の「言葉」を解明する研究について書かれた一冊。
研究といっても、内容は決して堅苦しくなく、研究に直接関係のないエピソードも含まれていて、読んでいてとても楽しい気持ちになります。
特に後半になると、著者自身のわくわくした気持ちが文章から伝わってきて、こちらまで嬉しくなってきます。
私の家の近くでも、ときどきシジュウカラを見かけます。以前から、シジュウカラがさまざまな鳴き方をしているのに気づいていましたが、本書を読んで改めてとても興味深く感じました。
私の家の近くでも、ときどきシジュウカラを見かけます。以前から、シジュウカラがさまざまな鳴き方をしているのに気づいていましたが、本書を読んで改めてとても興味深く感じました。
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