2020年3月29日日曜日

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)


 渋沢 栄一 (著), 守屋 淳 (翻訳):現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)、筑摩書房 (2010/2/8)

「日本資本主義の父」と呼ばれている渋沢栄一氏の本。といっても、渋沢栄一自身が執筆したのではなく、彼の講演の口述をまとめたものだそうだ。「論語と算盤」の原文は見たことがないのですが、おそらく私達には相当読みにくい文章だろうと推測しますが、これを守屋氏が実に読みやすい現代文に訳されています。

主な趣旨は「実業をするのに論語の教えを忘れてはいけない」というもので、自己の利益しか考えない実業家を戒めるのが目的だと思います。

また、本書で、渋沢氏は実に正直に語られています。たとえば、実業界に入る前の武士だった頃や政治を志した時代は無駄に過ごしたと書かれています(たぶん、そんなことはないのだろうとは思いますが...)。

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