稲見 昌彦 (著):スーパーヒューマン誕生! ―人間はSFを超える (NHK出版新書 480),NHK出版 (2016/2)
本書の帯にはロボットの腕の写真と“人間拡張工学”の文字があったので,サイボーグの話かと思って読み始めましたが,ずいぶん違ってました(サイボーグの話も少しはありましたが...).基本的にはヴァーチャルリアリティ(仮想現実)の話です.
様々な研究が紹介されています.テレイグジスタンスは遠隔で作業するのに使えそうですが、人間を透明化する光学迷彩や、他人の身体を自分の身体にように感じさせる研究など、いったい何の役に立つのかよく分からない研究も多々ありました.おたくら,いったい何やってんの!
本書のあとがきに,「何の役に立つかわからない研究成果が..(中略)..使えるようになるまで時間がかかる」とありますが,結局使いものにならなかった研究も多々あるのではないでしょうか?
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