この人の本を読むのは3冊目です.
最初に読んだ裸の王様 (新潮新書)では,同じ言葉が繰り返され,語彙力のなさを露呈していた気がします.それが,二冊目に読んだ間抜けの構造では,文章はかなり改善され,そして本書になると,ほんとうに本人が書いたのかと思うような文章です.プロのライターの手が入っているのではと,疑いたくなるくらいです.
扱っている内容も,以前読んだ二冊に比べるといたって真面目です.本書では,著者名がビートたけしではなく,北野 武としているのは,お笑いの本ではないからでしょう.
さて,本書の内容ですが,著者が道徳について論じていて,「道徳は牧場の柵だ」など,なるほどな、確かにそうだな、と思うところが多いです.道徳とは何か,何のために道徳があるのか,...考えさせられます.
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