2015年3月15日日曜日

下山の思想 (幻冬舎新書)

五木寛之 (著):下山の思想 (幻冬舎新書)、 幻冬舎 (2011/12/9)

人生の下山についての話かと勝手に思って読み始めましたが、主に日本という国の下山の話でした。

経済大国として登頂を果たした後、今、下山しているのは揺るぎない事実だと思います。著者は「下山とは諦めの行動でなく、新たな山頂に登る前のプロセスだ」と言っていますが、新たな山って、何だろうか?

現在の政権は、下山の途中から、再び頂上に向かって引き返そうとして、もがいているように、私には思えます。国の借金や国内外の状勢を考えると、そうせざるをえないのか?

とても平易な文章です。中学生でも十分読めます。逆に平易すぎて、物足りなさも少し感じました。

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