2015年1月10日土曜日

せいめいのはなし (新潮文庫)

福岡 伸一 (著):せいめいのはなし (新潮文庫)、新潮社 (2014/10/28)

著者の福岡伸一氏と、内田樹、川上弘美、朝吹真理子、養老孟司の各氏との対談を本にしたもの。

福岡氏の動的平衡を軸に、異分野の方々とのはなしが展開されます。特に養老氏との虫の話は盛り上がり、面白かったです。他の三氏との対談は、話がかみ合っているような?いないような???

福岡氏の本と言えば、”文学的な表現で生物学を記述する”という特徴があると思いますが、この本では対談本なので、そのような部分はありません。また、最後には、著者により、動的平衡の生物以外への展開と対談後の感想などが述べられていますが、ここでも、文の最後に(笑)を付けるような、対談の話し言葉に合わせた文体でした。「こんな文章も書けるのか。この人はやはりすごい!」と思いました。

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