2021年1月23日土曜日

その問題、やっぱり数理モデルが解決します

  
浜田宏 (著):その問題、やっぱり数理モデルが解決します,ベレ出版 (2020/9/14)

前作の「その問題、数理モデルが解決します」がなかなか良かったので,こちらも読んでみました.

ストーリー形式で数理モデルを解説する点は前作と同じですが,前作の続編ではないようで,前作で就活して,就職した青葉さんが,本作では最初,学生に戻っていて,第4章からは社会人として登場します.

理系の人間には当たり前のことでも,文系の人には理解できないようなことが中心に解説されています.著者自身の文系での教育経験が元になっていると思います.

本書に出てくる「積分はΣの足し算だ」という話は,私は高校生の頃に友達から聞いて,当時,目から鱗が落ちたのを今でも覚えています.本書はそんな目から鱗な話がいくつも載っていて,前作に劣らず,なかなか良いと思います.

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